「灯油一気飲み...」 smoky 44歳 男性
私の住んでいるN野県は寒く、
灯油の使用量がすごいのです。
ピーク時には18リットル入りのポリタンクが、
2~3日で無くなってしまうのです。
ある朝も、灯油がスッカラカンになり、
2つあるポリタンクも空。
おまけに風呂用の巨大タンクの
残りも半分以下なので、
ポンプが届きません。
ガソリンスタンドが開くには、
まだ、数時間もあり、
買うこともできません。
寒さに耐えきれずに、なんとか灯油を
タンクから出そうと考え出したのが、
ホースを突っ込んで、チューチューと吸い出す方法だ。
使い古しのゴムホースをタンクに突っ込んで、
慎重に吸い出したのですが、
ホースが透明でなかったために、
灯油がどのあたりにいるのやら、まったくわかりません。
ドッと押し寄せてきたら、素早く口を離せばいいやと、
たかをくくって吸いまくっていたところ・・・。
予想に反して、ものすごい勢いで、
灯油が吹き出して来たのです。
結局、口を離す余裕もなく、
灯油は、私の口に大量に突入。
あまりに、急な出来事だったために、
思わず息を飲んでしまった私は、
当然のことながら、
灯油も一気飲みしてしまい、
口の周りを、油でテラテラさせ、
激しく咳き込みながら、家に戻りました。
灯油を思いっ切り、一気飲みしてしまった私は、
1週間ほど、お腹の調子が悪く、
ゲーリー・クーパーが続き、
JIGOKUを味わいました。
○ぬかと思った...。
備考:この内容は、
2009-8-20
発行:アスペクト
著者・編者:林雄司
「○ぬかと思った 4」
より紹介しました。