まず、ネコは知らない場所に行きたがらない、ということを念頭に置くこと。
どうしても旅行に連れていきたい場合は、できるだけ移動時間、宿泊期間を
短くしてあげたいもの...。
【宿選び】
もちろん、ペット可の宿を選ぶこと。宿によって受け入れ条件が違うので、必ず電話などで、
確認が必要。また、宿によっては、予防接種証明書の提示が必要なところも。
提示が必要でない場合でも、予防接種は済ませておく...。
【移動】
キャリーバッグに入れて移動になるため、キャリーバッグに慣れさせておくことが
大切。例えば、通院時にだけ、キャリーバッグを使用している場合、
「キャリーバッグ = 嫌な場所へ行く」
と考えてしまっていることがあるので、キャリーバッグに入ることが、
ストレスになることも。
また、乗り物酔い防止のために、食事と水は、3時間程度前に済ませ、
胃の中に、食べ物や水が入っていない状態にして出発を...。
【持ち物】
食器、トイレ、猫砂、オモチャ、エサなどは、普段、使っているものを利用するのが
ベスト。また、宿の壁で、爪をとがないように、爪とぎも必要。
また、部屋の外では、リードを
つけなくては、危険なため、リードも必要。マナーとして、消臭スプレーも、
持って行きたい...。
【チェックイン】
宿のルールを再確認。部屋に入り、キャリーバッグから
出す際には、必ず窓とドアを閉め、トイレなどを、セッティング
してから出すこと。不慣れな環境に、突飛な行動を取ることも
あるので、要注意...。
【その他】
猫にとって、旅行はストレスの多いもの。
ストレスから部屋を抜け出して、迷子に
なることもあるので、迷子札をつけて
おくと、万一の際に役立つ。
また、ストレスが軽度の症状を悪化させ、
病気になることも考えられるので、できれば
出かける前に、動物病院で、健康チェックを
してもらうと安心...。
備考:この内容は、
平成22-6-30
発行:日本文芸社
監修:竹内徳知
「ネコの気持ち」
より紹介しました。