第⑦位 「宇宙戦艦ヤマト」
【波動砲で木星の浮遊大陸を消滅させたヤマト!】
宇宙戦艦ヤマトの最終兵器・波動砲は、筆者の
世代にとっては、もう絶対的な切り札という
イメージなのだが、う~む、それでも⑦位なのか...?
波動砲が、最も強大な破壊力を魅せたのは、
木星での戦いだった。
ガミラス軍の前線基地がある
浮遊大陸を消滅させた...!
そのシーンを細かく観察すると、砕けた岩塊は
赤熱しながら消えていった。ここから、波動砲は
冬大陸を破壊しただけでなく、破片を
ことごとく蒸発させたと考えられる。
つまり、波動砲がやったのは、
「大陸の蒸発」で、
その点は、イデオンと同じ。
ただし、蒸発させた岩石の量が違う。
劇中、浮遊大陸は、オーストラリア大陸と
同じくらいの大きさだと言われていた。この情報と、
アニメの画面で、横から見えていた大陸の形状を
照合すると、浮遊大陸は620京t の重さが
あったと見られる...。
ここから、波動砲のエネルギーを計算すると、
3.1☓10の29乗ジュール。全世界で消費される
エネルギーの6億6千万年分である!
う~む、やっぱりすごい武器じゃないか...。
備考:この内容は、
2016-3-25
発行:(株)KADOKAWA
著者:柳田理科雄
「空想科学読本 17」
より紹介しました。