第35回 東京国際映画祭 2022 レポート...その1♣ | Q太郎のブログ

Q太郎のブログ

パクリもあるけど、多岐にわたって、いい情報もあるので、ぜひ読んでね♥
さかのぼっても読んでみてね♥♥

第35回東京国際映画祭2022 に対する画像結果

 

 

 3年ぶりにリアルな海外映画人との交流も見られた。

 

メイン会場を日比谷・有楽町・銀座地区に移して2年目となる

 

東京国際映画祭が、10月24日から11月2日まで開催され、

 

昨年より多くの観客を集め盛況の内に終了。

 

また、コンペティション部門では、

 

スペイン=フランス映画「ザ・ビースト」が、

 

グランプリに輝きました。

 

 

 

 

 日比谷ミッドタウンの正面の

 

ステップ広場から、仲通りにかけて

 

165mに渡るレッドカーペットを、

 

本格的に国内外のゲストが彩り開幕

 

した、今回の東京国際映画祭。

 

 

 

 トップバッターの『月の満ち欠け』の

 

大泉洋、柴咲コウ、廣木隆一監督から

 

始まって、オープニング作品

 

『ラーゲリより愛を込めて』の二宮和也、

 

瀬々敬久監督のコンビまで、137名が、

 

集まった映画ファンを魅了した。

 

 

 

 

 

 

 

第35回東京国際映画祭2022 に対する画像結果

 

 

 

 そこには、今回のコンペティション

 

部門審査員のジュリー・テイモア監督

 

(審査員長)、シム・ウンギョン、

 

ジョアン・ベドロ・ロドリゲス、

 

マリークリスティーヌ・ドゥ・ナヴァセル、

 

柳島克己の姿も...。

 

 

 

 

 続いて、東京宝塚劇場で行われたオープニング・

 

セレモニーでは、テイモアは、「世界は

 

コロナや戦争、いろいろな形で人々が

 

分断しています。でも、こうして

 

映画を見たり、映画祭を通して想像

 

力で1つになれることは、非常に大事だと

 

思います」とコメントした。

 

 

 

 

 会期中には上映時の舞台挨拶はじめ、

 

世界中の映画人と交流できる

 

様々な企画が行われ、「交流ラウンジ」

 

として今回新作『カイマック』が

 

コンパ部門に出品されたミルチョ・

 

マンチェフスキ監督のマスター

 

クラスはじめ、ツァイ・ミンリャン監督と

 

深田晃司監督、ジュリー・テイモアと

 

幾定勲監督、是定裕和監督と

 

アンバサダー・橋本愛らのトーク

 

セッションが実現。配信(録画)形式では

 

あったが、観客も、これを視聴する

 

ことができた。

 

 

 

 

 

 

 

 

第35回東京国際映画祭2022 に対する画像結果

 

 

 

 また、今回の目玉企画の

 

1つとして、世界の映画界に貢献した

 

映画人、そして映画回の未来を

 

託していきたい映画人に贈られる

 

黒澤明賞が復活。

 

 

 

 受賞者として新作

 

「バルド、偽りの記録と一握りの真実』

 

が、今回のガラ・セレクションで上映

 

されたアレハンドロ・ゴンザレス・

 

イニャリトゥ監督と、『LOVE LIFE』

 

などの深田晃司監督が選ばれた。

 

 

 

 イニャリトゥは、自身の過去作にも

 

影響を与えた黒澤監督に、ちなんだ

 

この賞の受賞を喜ぶとともに、無名

 

時代の『アモーレス・ペロス』が

 

本映画祭で、グランプリを受賞したときや

 

『バベル』を東京で、撮影したときの

 

思い出を語り、賞金を「故郷メキシコの

 

モンテレイ大学と一緒に自ら立ち

 

上げたスカラーシップファンドに寄付

 

したい」と表明した。

 

 

 

 

 

 そして、クロージング・セレモニーで、

 

発表された、第35回のグランプリ

 

作品は、スペインのロドリゴ・

 

ソロゴイェン監督の『ザ・ビースト』だった。

 

 

 

 ソロゴイェンが監督賞、主演の

 

ドゥニ・メノーシェが最優秀男優賞と、

 

三冠の快挙を果たした本作を、

 

テイモアは、『ザ・ビースト』は音楽、

 

撮影、物語、脚本、役者、そして演出も

 

本当に、すべてに感動したし、心を

 

動かされる。これこそまさに映画だと

 

感じさせてくれる作品でした」と

 

評価した。

 

 

 

 クロージング作品は、黒澤明

 

監督の名作を英国でリメイクした

 

「生きる LIVING』で、主演の

 

ビル・ナイ、脚本のカズオ・イシグロ、

 

監督オリヴァー・ハーマナスから

 

ビデオメッセージが贈られ、今回の

 

映画祭は無事閉幕した...。

 

 

 

 

 

 

 

備考:この内容は、

令和4-11-21

発行:近代映画社

「screen 2023-1月号」

より紹介しました。