1991年の春、麹町イグナチオ教会での、娘の洗礼式に私も同席
しました。そして、その和やかな、涙が出てくるような、ジーンと
くるような・・・とてもいい空気に心底感動してしまって、生まれて
このかた、宗教に関心を持ったことは、一度もなかったので、
不思議な感覚でした。
それまでは、仏教徒でしたが、意識したことも、一生懸命信心する
という気持ちを持ったこともなく、お盆が来たらお墓参りに行って、
お彼岸にも行って、と日本人として、ごく普通のことをしてきただけ
です。それなのに、洗礼式に参加してから、キリスト教について勉強
したくなり、それから講座に通い、洗礼を受けて、60歳のときに
クリスチャンになりました。
その頃からですね。気持ちを切り替えられたというか、スッキリ
したと言うか。「人生、また一歩から進もうかな?」
という気持ちになれたのです。
なお、ロンドンにいる孫たち3人の洗礼式にも、現地で
参加しています。
決して敬虔なクリスチャンではありませんが、お祈りすると
とても気分が良くなります。
以前は、日曜日になると、四谷の教会へ通っていました。ミサが
終わるとバスで銀座へ・・・。
歩行者天国をブラブラ歩いたり、お昼を食べたり、
そんなことも楽しみのの1つでした。クリスマスも、
必ずミサに出席していました。コロナ渦以降は、ネットミサに参加しています。
何年か前に、教皇様が、東京ドームにいらしたときも、抽選に当たって
行ってきました。
クリスチャンになったことで、ネガティブなものを手放し、
楽に行きられるようになったことを、日々 実感しています・・・。
備考:この内容は、
2022-10-25
発行:宝島社
著者:大崎博子
「89歳、ひとり暮らし。
お金がなくても幸せな日々の作りかた」
より紹介しました。