【缶を蹴ったり、まばたきしたり...、
科学的にはものすごい「日常行為」。】
初め会った人に「マンガやアニメの出来事を、
科学的に研究する仕事をしています」
と言うと、ポカンとされることがある。
「それは、仕事になるんですか?」
と、言われるのはまだマシで、時には、
「それは、何が面白いのでしょう?」と、
不思議そうに聞かれることもある。
ふ~む。こんな経験をすると、考えたくなる。
『空想科学読本』を書いていて、自分が
一番おもしろいと思うのは、どういう時だろう・・・?
これを突き詰めて考えていくと、
1つの現象群が、浮かび上がってきた。
何より面白いのは、
「ごく当たり前のようにやっているが、よく考えると驚くべき行為」である。
それにふと気づき、
計算して、思わず夜中に仕事部屋で爆笑したことが何度あったことか!
そういう行為を発見した
ときの喜びは格別だ!
具体的には、どんなこと?
そう思ってくれたあなたに、筆者が20年間に出会った中から、
スペシャルな5つの事例を紹介しよう。
見慣れた光景も、科学で考えるとイメージが変わって、
ビックリしますぞ・・・!
備考:この内容は、
2016-3-25
発行:(株)KADOKAWA
著者:柳田理科雄
「空想科学読本 17」
より紹介しました。