【2021年の流行語大賞ノミネート語の解説】
「イカゲーム」
アメリカの映像配信会社「Netflix」が9月に配信開始した韓国の
ドラマ。世界的ヒットに。命を賭したデスゲーム(勝てば多額の
賞金がもらえる)が展開される。![]()
「うっせぇわ」
20年10月に配信限定で発表された楽曲。ネットの歌い手文化で
活躍する現役女子高校生Ado(アド)が歌い、「うっせぇ
うっせぇうっせぇわ」と社会への怒りを表現するフレーズが
耳に残る。作詞・作曲はボカロPとして活躍するsyudou(シュドウ)![]()
「ウマ娘」
スマホ・パソコン向けソーシャルゲーム『ウマ娘 プリティー
ダービー』。「実在の競走馬を擬人化した美少女たちがトゥ
インクルシリーズと呼ばれるレースで優勝を目指す」という内容の
育成シュミレーション。アニメファンと競馬ファンの両方の心を
くすぐったことで人気に。
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「SDGs」
Sustainable Development Goalsの略で、持続可能な開発目標のこと。
国連が2015年にすべての加盟国の合意により採択した国際目標で、
2030年に達成すべき17の目標からなる。![]()
「NFT」
非代替性トークン(Non-fungible token)。ゲームのアイテムや
電子的なアート作品などのデジタル情報について所有権、真正性、
唯一性を保証する仕組み。暗号資産と同じブロックチェーン技術を
導入して「私だけが持つデータ」として証明するもの。
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「エペジーーン」
東京オリンピックのフェンシング男子エペ団体で金メダルを
とったことで話題になった言葉。「エペ陣」と「ジーンと
感動させる」をかけたもので、キャプテンの見延和靖選手が
名付けた愛称だという。
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「推し活」
応援活動。もとはアイドルを応援するファンが自身の好きな
メンバー(推しメン)を応援する活動を指して用いた言葉。
当時「オシ」「押し」「推し」と複数の表現があったが、
芥川賞受賞宇佐見りん『推し、燃ゆ』で「推し」と定着した
ようだ。箱推しは、グループ全体を推すこと。推し活グッズ
「アクスタ」が注目され、推しの対象分野も拡大中。
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「親ガチャ」
親を自分で選べないこと。出生にあたり、運次第のガチャ
(ソーシャルゲームやカプセル玩具自販機)を1回しか回せ
ないような状況をいった言葉。当事者側からの言葉としても
問題提起となっている。
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「カエル愛」
ボクシング・フェザ一級金メダリスト入江聖奈選手がカエル
好きであることを公言(卒業後はカエル関係の会社に就職
したい等)、独特なキャラクターも注目された。カエルの
ためにも金メダル取れてよかった、とも発言。
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「ゴン攻め/ビッタビタ」
東京オリンピックの新競技「スケートボード」解説の瀬尻稜
プロが発した言葉の数々が、話題に。解説アナウンサーとの
絶妙なやりとりも紹介された。思わず使ってみたくなる表現の
軽妙さが人気に。![]()
「ジェンダー平等」
すべての人が性別にかかわらず平等な機会と権利をもち得る
ことを意味する。国連が採択した「SDGs=持続可能な開発
目標」の17目標のうちの一つでもある。
「自宅療養」
8月、コロナ陽性患者のうち入院対象者を重症者や重症化リスクの
ある人に限定し、それ以外の陽性者については基本的に「自宅療養」
とする方針を政府が打ちだした。![]()
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「13歳、真夏の大冒険」
東京オリンピックの新競技「スケートボード」で、女子ストリートの
西矢椛選手が日本最年少金メダルを獲得。中継を担当したフジテレビの
倉田大誠アナウンサーの「13歳、真夏の大冒険」は名実況として話題に。
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「ショータイム」
二刀流・大谷翔平選手が登場する際に使われるキャッチフレーズ
「イッツ、ショー(翔)タイム!」。活躍場面での実況アナウンサー
たちがうれしそうに絶叫する映像は日本のスポーツニュースでも
流された。
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「人流」
コロナ禍で頻繁に使われるようになった言葉。「人の流れが減少」
など人出の意味合いで使われた。「人流=主要繁華街での滞留人口」
として、「ある場所・時間帯における人出の様子や規模」をひと言で
表せる語として重宝された。
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「スギムライジング」
東京パラリンピックの競技「ボッチャ」で金メダルを獲得した
杉村英孝選手の得意技。密集した球のうえに、やわらかく乗せる
正確な投球をあらわした言葉。![]()
「Z世代」
X世代、Y世代に次ぐ、1990年代後半~2000年代生まれの人のこと。
もとはアメリカで誕生した概念。デジタルネイティブで若者世代の
代名詞。
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「チキータ」
卓球で、2010年代に爆発的に流行したレシーブの際に使われる技術。
東京オリンピックメダリスト伊藤美誠選手が多用して話題に。
ボールの軌道がバナナの形に似ていることからバナナの商品名に
ちなんでつけられた。逆チキータもある。
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「チャタンヤラクーサンクー」
東京五輪で新競技となった空手の形。銀メダル清水希容選手が演じた
のがチャタンヤラクーサンクー。 金メダル喜友名諒選手は
「オーハンダイ」。
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「ととのう」
コロナ禍で外出自粛、黙浴のすすめの中、サウナの人気が再燃。
サウナと水風呂の交互浴により多幸感を得ることをととのうと
表現。サウナ関連ドラマ・漫画も話題。
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「フェムテック」
女性(フィメール)と技術(テクノロジー)を合成した言葉。
女性の抱える心身の健康問題を情報通信技術を利用して解決
する仕組み。
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「副反応」
ワクチンを接種すると、免疫ができる以外の反応が起こることが
あり副反応とよばれる。新型コロナワクチンでは、接種部の痛み、
疲労、頭痛、筋肉痛、悪寒、関節痛、発熱、等々の症状が出る
こともある。![]()
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「ピクトグラム」
新語ではないが、五輪開会式でピクトグラム=絵文字をパントマイムで
再現した演出が話題になった。パフォーマーコンビ・が~まるちょばの
GABEZ(カベジ)ら5人のメンバーが演じた。街中の至るところに
非言語的に案内するピクトグラムは存在している。
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「変異株」
新型コロナウイルス感染症を引き起こすウイルスは、ヒトの体内に
侵入し自分の遺伝情報のコピーを作って増殖する。これを繰り返す
うちにコポーミスが起こり一部の遺伝情報が変わり性質の一部が
変化したものを変異株とよぶ。7月、感染力が強い「デルタ株」の
流行で感染者が増大、第5波の感染爆発をおこした。
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「ぼったくり男爵」
ワシントン・ポスト紙で紹介されたIOC会長トーマス・バッハの呼び名。
拝金主義を背景とした強硬姿勢を批判された。
「マリトッツォ」
ブリオッシュ(卵とバターを豊富に使ったパン)などに切り込みを
入れてクリームをたっぷりとはさんだスイーツ。もとはイタリア・
ローマの伝統菓子。フルーツを加えるなど応用力の高さも魅力。
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「黙食/マスク会食」
感染防止対策から、黙食、黙浴、黙乗などの黙○が話題に。
文字どおり黙って食べること。なお、会食する際には、
食べるとき以外マスクを着用するマナー「マスク会食」も、
黙食と同様によびかけを行う飲食店が増加。
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「ヤングケアラー」
家族の介護や世話を担う18歳未満の子どもたち。大人の手伝い
ではなく、大人が担うようなケアを日常的に行い責任も引き
受けていることが多い。2014年頃から話題になっていたが、
今日的に大きく取り上げられ問題の深刻さがうかがえる。
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「リアル二刀流」
18年、日ハムからロサンゼルス・エンゼルスに移籍してからも
二刀流の実験が続き、今年、投打二刀流の成功が本格的に証明
され関連して「なお、エンゼルスは、、、、」と試合結果を
続け大谷の好調がチームの勝利に結びつかないもどかしさを
表現した言い回し「なおエ」も話題に。
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「路上飲み」
この1年、緊急事態宣言、まん延防止等重点措置などにより
飲食店に対して営業自粛や時短営業の要請が続いた。店が
やっていないので路上に集まり飲酒する行為が増加。
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【2022流行語大賞の予想は?】
2022-8-15 「生活技術」さんより
★印は有力候補
- 国葬⭐️⭐️
- ガーシー⭐️
- ゼレンスキー大統領⭐️
- カルト宗教
- 壺
- ビックボス
- マザームーン
- ズブズブ
