Q> 家庭での食品ロスを減らすために、
まず心がけたいことは?
A> 「買いすぎない」、「作りすぎない」、
「皮をむきすぎない」ことです。
食品を購入する時は「買いすぎない」、
料理を作るときは「作りすぎない」、
野菜や果物の
「皮をむきすぎない」ことを、
まず、心がけるといいでしょう」。
野菜や果物の皮と実の間は、
最近話題の「フィトケミカル」という、
主に抗酸化作用があり、体内を活性化
させる働きをする機能成分が豊富な
部分です。皮をむくことはフィト
ケミカルを取ってしまうことになり、
その皮をすててしまうのは、身体に
とっても、もったいないことなのです・・・。
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Q> 野菜は皮をむかないと農薬が心配。
大丈夫でしょうか?
A> 表面についている農薬は、
重曹を使って落とすことができます。
無農薬野菜であれば、農薬の心配は
いりませんが、流通している野菜の
ほとんどが広く行われている慣行
栽培による作物で、病害虫の駆除や
女装のための農薬が使われています。
野菜表面についている農薬は、充分
な水洗いである程度落とすことも
できます。また、農薬の多くは酸性で
あるため、アルカリ性の重曹を使うこと
で、よりしっかり洗い落とせます。
ただし、作物の中に浸透して
しまっている農薬は、洗い落とすことは
できません。安全基準がもう得られて
いますが、農薬全てを排除することは
できないのです。でも、重曹で
洗って表面の農薬を落として皮ごと食べれる場、
フィトケミカルを摂ることができ
ます。農薬が心配だからと、皮をむいて
たべるより、身体にプラスになると
考えています。
理想は、無農薬や減農薬のベジタブルを
取り入れることです。どこでも売って
いるわけではありませんが、ひと昔前
より、随分と入手しやすくなって
いると思います・・・。
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Q> 野菜の栄養を、
最大限に摂取できる方法は?
A> まずは選び方、そして皮を食べ、
茹で汁を飲むことです。
野菜の選び方は、すごく大事で、
ご当地野菜を旬の時に食べることを
おすすめしています。旬のものは、栄養
価が高く、地元のものは何より新鮮
ですから。
「身土不二」という仏教用語が
あります。身と土は切り離せないという
意味から、その土地の旬の作物や
伝統食を食べることで、健康に生きられる
という考え方です。
食べ方は、繰り返しになりますが、
気にならない範囲でいいので、皮も
食べること。野菜の栄養をムダにしない
「一番のおすすめ料理は野菜スープ」
です。野菜は茹でると栄養が流れ
出るので、それを飲み干すスープは
野菜の栄養が満点。
「蒸し料理」もおすすめですし、
これからの季節は、野菜たっぷりの「鍋」
もいいですね。しめの雑炊や麺を入れて、
つゆも残さずいただけばバッチリ
です・・・。
どうしても、皮が気になるなら、
皮や芯、種といった、いわゆる野菜クズで
作る「ベジブロス」は、いかがでしょう?
鍋に野菜くずと水を入れて5分
程度煮出すだけで、野菜の甘味や
旨味、フィトケミカルがたっぷりのだしが
できます。カレーや味噌汁、スープの
素として活用できます。
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Q> 野菜を使い切る、
ジョーズな方法は?
A> 冷凍保存や、
手軽にできる漬物類もおすすめです。
野菜は買ってきたら早めに、洗う、
切るといった下処理を済ませておくと、
時短調理に大活躍。また、野菜を
冷凍すると、細胞が壊れるので味が
しみやすく、煮物料理などの調理効率が
上がります。
多くの野菜は、生の状態で冷凍保存が
可能です。冷凍に不向きなのは、
レタスやジャガイモ、キュウリなど。
キュウリはすりおろせば、トマトや
ナスはまるごと、冷凍保存ができます。
冷凍をうまく活用すれば、冷蔵庫で
残念な姿と成る野菜が少なくなる
でしょう・・・。
小松菜や水菜など、余った葉物野菜を
塩で即席漬けにしたり、コメのとぎ
汁と余り野菜で水キムチにしたりも、
あまり野菜を保存せず新鮮なうちに
手軽にできる漬物にしておくのも
いいですね。
漬物になったら、そのまま食べても、
スープやチャーハン、混ぜご飯に
入れるなど、いろいろなアレンジを楽しむ
こともできます。
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Q> 食品ロスを減らすと、
どんな効果がありますか?
A> 毎日の食を見直す
きっかけになり、健康
へとつながっていきます。
食品ロスの削減は、環境や家計に
やさしい取り組みであることはもちろんですが、
廃棄していた野菜の皮に、身体にとっていい
成分があること、その成分の摂り方など
を知ると、毎日の食を見直すきっかけに
なったのではないでしょうか?
食を見直し、少し意識して過ごすことで、
健康へとつながっていきます。
ちょっと、ひと手間掛ける、これまで捨てていた野菜
に、もうひと働きしてもらう食生活を
続けると、まずは肌や腸内環境に小さな変化
が起き始めてくるはずです。ぜひ、試して
みてくださいね・・・。
備考:この内容は、
2022-9-27
発行:ケイ・クリエイト
「著者:フードクリエイター小崎幸恵」さん
「くれよん 2022年10月号」
より紹介しました。
(Q太郎の乾燥)
あの~、Q太郎は、不摂生な生活を
しているため、腸内環境は悪く、
人付き合いが泣いため、
町内関係も最悪なんです。
オツムも弱いため、メンタルクリニックの、
「脳の薬」・・・脳薬のお世話にもなっています。
きゃは!
Qちゃん、それじゃ、
重症(重曹)じゃん!