より狭くて暗いところへ!
ピッタリ探しの旅は続く・・・。
【先祖代々の狭いところ好き】
猫は、狭いダンボールの中や、家具と家具の
隙間など、狭いところが大好きなんです。なぜ、
窮屈な場所に、入りたがるのでしょう?
1つには、狭い場所は、自分の縄ばりと
して落ち着くからだと、言われています。
ネコの祖先である「リビアヤマネコ」は、狭く暗い
ところを、寝床にしていたと言われ、その名残だと、
考えられます。
また、狭い場所は、ネズミなどの
獲物が、潜んで居ることがあり、それを、
探そうとする習性が、狭い場所へ、ネコを駆り立てる
という説もあります・・・。
【カラダ1つ分あればいい!】
ネコは、より小さく、自分にピッタリのサイズの場所を探し求めます。
ネコの祖先・リビアヤマネコは、木の幹に空いたANAや、岩の隙間などを
寝床としました。
それも、自分のカラダで、
ギリギリの大きさです。
これは、寝床に外敵を侵入させないためと、
空間を狭くすることで、
寝床の中の温度を高く保つ目的がありました・・・。
【暗い場所だと、より好みに...】
どこを探しても姿が見つからない時、
ネコは、たいてい薄暗くて狭い
ところにいます。
クローゼットの中の
キャリーケースや、廊下の片隅に
ダンボール箱などを、事前に置いておけば、
ネコの行方を探しやすくなる
かも知れません・・・。
【ニャンポイント】
狭いところに隠れたまま、出てこないネコは、
注意して見て上げてください。
ただ、好き過ぎることもありますが、
体調不良の可能性も考えられます・・・。
備考:この内容は、
2021-126
発行:(株)宝島社
著者:服部幸
「ネコ学大図鑑」
より紹介しました。