【ノスタルジーだけではない輝きがある】
・・・『トップガン』(86年)からは
「デンジャーゾーン」、「愛は吐息のように」などの
大ヒット曲が生まれました?
こがけん> トム・クルーズが、大ブレイクしましたし、
MTVとは、切り離せない作品ですよね。
ケニー・ロギンズが主題歌を歌った「フットルース」
(84年)も大ヒットしました。
『トップガン』のことを、
「トム・クルーズのプロモーション
ビデオだ」とディスる人もいますが、
それって、全然ディスってないと思うんです。
質の高いプロモーションビデオだから、
何度も繰り返し観ることが出来るんです。
トム・クルーズ演じる
主人公のライバルをヴァル・キルマーが演じているんですが、
ライバルなのに、卑怯な手は
いっさい使わない。
あんなに素晴らしいライバルはいません(笑)。
男同士が、切磋琢磨し合う、
最高の青春映画じゃないでしょうか?
・・・バーで、口説いたいい女
(ケリー・マクギリス)が、共感として学校に
現れるというお約束の展開にもグッときます?
こがけん> 最高のつかみですよね(笑)。
女が執拗に追ってくるので、男が、
「おい、おい! そんなにくっつくなよ!」
と、笑って振り返ると、
女は、ゾンビになっていた・・・と同じくらいの
あるあるネタじゃないでしょうか?
当時は、「あるあるネタ」とは、呼んで
いませんでしたが、80's映画を観る楽しみの
1つだと思います。
TV東京の「午後のロードショー」で、
アーノルド・シュワルツネッガー主演の
「コマンドー」(85年)などが放送されている際に
ツイッターで、実況すると、
すごく盛り上がるんです。
「金曜ロードショー」でも、「天空の城ラピュタ」
(86年)などが
放映されると、スタジオジブリの公式アカウントが、
放送中に、貴重なネタを、どんどん流してくるので、
とても楽しめます・・・。
・・・今は、劇場やTV放送の他にも、
DVDやブルーレイ、サブスク配信など鑑賞方法が、
多様化していますが、「こがけん」さんは、
どのようにして、楽しんでいるんでしょうか?
こがけん> テレビの洋画放送も、SNSが普及した
ことで、みんなで一緒に見ているような
感覚で楽しめるようになって・・・。
また、盛り上がって来ましたよね?
面白い洋画は、やっぱり面白い!
サブスクは、移動中でも気軽に楽しめるので、
重宝してます。でも、サブスクで、
観られると安心していると、オリジナル作品以外は、
観られなくなってしまうこともあるので、
大好きな映画は、DVDやブルーレイが出ると
購入するようにしています。
副音声では、監督やキャストが、2時間 たっぷりとしゃべって
くれますし、特典映像には、未公開シーンが、
収録されているので、見逃せません。何度でも、
楽しめるのが、映画の良さですよね?
・・・最後に、
80年代の映画の面白さについて?
こがけん> 80年代のヒット作は、最近の映画でも
オマージュされていることが多いので、80's映画を
観ることで、映画を見る楽しさは、さらに
広がっていくんじゃないでしょうか?
僕は、エディー・マーフィーが主演した
『ビバリー・ヒルズコップ』(84年)や、
『星の王子 NYへ行く』(88年)も
大好きなんです。
エディ・マーフィーも『ブルース・
ブラザース』の
ジョン・ベルーシ&ダン・エイクロイドと
同じく、「サダデーナイトライブ」出身です。
エディほど、80年代にフィットした、俳優は、
いないんじゃないかと思います。どんなに、
酷い状況に陥っても、
「OK! 行こうか?」と、軽く流してしまう(笑)。
80年代だからこそですよね?
この時代の映画には、ノスタルジーだけではない、
輝きがあるので、ぜひ、みなさんも、お気に入りの
作品を見つけてください・・・。
備考:この内容は、
2022-3-19
発行:(株)三栄
「80's映画大解剖」
より紹介しました。