「お笑い芸人”こがけん”のベースは、80年代にある。」
・・・漫才ユニット「おいでやすこが」で
「M-1グランプリ2020」の決勝進出以降、洋楽好き芸人として
有名になった「こがけん」さん。洋画も大好き
なんですね?
こがけん> はい。「M-1」出演がきっかけで、洋楽や
洋画関係の、お仕事もいただくように
なりました。
21年は、『金曜ロードショー』の前番組、
「まもなく金曜ロードショー」で、
『インディージョーンズ 魔宮の
伝説』(84年)や、『インディージョーンズ
最後の聖戦』(85年)などの紹介をさせて
いただきました。最初の収録は、めちゃめちゃ
緊張しました・・・。
・・・『金曜ロードショー』の解説は、長年に
わたって映画評論家の水野晴郎さんが努めて
いましたが?
こがけん> 僕の場合は、関東ローカルですし、
『金曜ロードショー』と同じ枠ではありませんが、
水野さんが解説されていた『金曜ロードショー』は、
ずっと観ていたので、うれしいけれど、
責任の重大さも感じました。
お笑い芸人としての
立場から、楽しく映画を紹介できればと
思っています。僕は、評論家ではないので、
僕が紹介することで、
「へぇ、面白そうだな」。
ちょっと、観てみようか」とか、
「昔、観た映画だけど、もう一度観て見ようか?」
と、思ってもらえればいいですよね。
最近は、特に洋画離れとか、
言われていますから・・・。
僕は、マコーレ・カルキンが出演していた
『マイ・ガール』(91年)が大好きなんです。
片親に育てられている子供が、主人公なんですが、
僕も両親が離婚していたこともあって、
すごく物語に感情移入したんです。
外国にも自分と同じような
悩みを持つ子がいるんだな?
と思えただけで、励まされた気に
なったんです。もちろん、日本の映画にも素敵な
作品はいっぱいありますが、生活環境が
かけ離れていながらも、共感できる洋画は、
すばらしいなと思うんです・・・。
備考:この内容は、
2022-3-19
発行:(株)三栄
「80's 映画大解剖」
より紹介しました。