「アサガオ」・・・はかない恋、固い絆
アサガオというと、小学校での栽培や、夏休みの観察日記を
多い出す方も多いでしょう。日本への導入は、奈良時代に
遣唐使が種子を薬用として持ち帰ったのが最初です。
江戸時代には武士や商人といった裕福な層だけでなく、
庶民の間でもアサガオ栽培が広く流行し、
多くの園芸品種が作出されました。
花言葉の「はかない恋」は、花が短命であることから、「固い絆」は、
支柱にしっかりとツルを絡ませてることから来たものです・・・。
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「アヤメ」・・・よい便り
慣用句で、「いずれがアヤメか カキツバタ」と言うとおり、
アヤメ科の花は、花姿だけでは見分けづらいのですが、乾いた
土に生え、花びらの付け根に編み目模様が、入るのが「アヤメ」です。
ギリシャ神話では、神々の王「ゼウス」の求愛に困った侍女の
「イリス」は、ゼウスの妻「ヘラ」に頼んで、虹を渡る女神へ姿を変えてもらい、
神々の使いとなりました。
花言葉は、アヤメ属の花に共通するもので、
虹を渡って届けられる便りをイメージしたものです・・・。
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「ガーベラ」・・・神秘
長い茎の先に大きく明るい色の花をつける、陽気で気さくな
雰囲気の花で、アレンジメントはもちろん、一輪挿しでも
部屋の雰囲気を明るくしてくれます。切り花の場合は、こまめに
水を換えると、長持ちさせる事ができます。
鉢植え用としては、切り花用のものより、やや草丈が低く、
花つきのよい「ポットガーベラ」が一般的です。色違いのものをまとめて
植えると、いっそう にぎやかで明るい雰囲気になります・・・。
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「カンナ」・・・快活、妄想
ヒマワリや、ハイビスカスと並んで、照りつける夏の太陽が
似合うトロピカルな印象の花です。耐暑性、耐湿性に優れ、
高温多湿の日本の夏にはピッタリです。
ミヤンマー(旧ビルマ)の伝説では、ブッダの高名を妬んだ
悪魔デーヴァダッタが、ブッダに向かって岩を落としたところ、
岩は、当たる前に砕け、ブッダは破片で、足にケガを負いました。
この時、
ブッダの流した血から、カンナの花が咲いたとされています・・・。
備考:この内容は、
2011-1-4
発行:(株)ナツメ社
発行者:田村正隆
監修者:国吉純
「想いを贈る 花言葉」
より紹介しました。