イヌの視力自体は、人間に比べると劣っていますが、
状況によっては、人間が、
はるかに及ばないほどの能力を発揮します。
視野が広くて、背後の動きも察知
出来ることや、ずっと遠くで動くものを見つける能力などでは、
人間は、イヌに
到底叶いません。
それだけではなく、暗いところを見る能力も
イヌのほうが断然優れています。
人間の目は、暗いところでは、あまり役に立ちません。
視力のいい人でも薄暗い
夕方になると、看板の文字や人の顔が識別しにくくなります・・・。
その点、イヌは暗闇でも、障害物にぶつかることがなく、歩くことが出来ます。
それどころか、走り回ることも可能です。
イヌは人間の目が感じ取れる
約1/3の 光があれば、見分けることが出来るからだとされています。
暗いところでも見えるのは、網膜の後ろに、光を反射させる器官を持って
いるからです。
この反射板が、網膜を通り過ぎた光を反射させてさらに、増幅し、
ふたたび、網膜に送り返しているのです。そのため明かりが少ないところでも、
ものを見ることができる仕組みなのですね。
車のヘッドライトやカメラのフラッシュが当たったとき、イヌの目が光る
のを、見たことがあると思います。
夜道で見ると「ドキッ!」としますが、
イヌの目が光るのは、中にある反射板のせいです。
ネコの目も、暗闇で光りますが、
これも、同様の仕組みです・・・。
備考:この内容は、
2011-7-27
発行:PHP研究所
著者:わんこ友の会
「しぐさでわかる”イヌの気持ち”」
より紹介しましたけども・・・なにか?