「川島隆太」先生って知ってる? ある行動や思考をしてる時、脳のどの
部分が働いているかってことを 目に見える形で示す。ブレインイメージング
研究における日本の第1人者だ。
脳の研究成果を教育や 老人福祉の分野で活用しようと 広く活動を行って
いる先生で、ニンテンドーDSソフトの監修なんかでも有名だぞ。
代表は、おいらが生まれる前に、川島先生と会ったことがあるんだって。
ペットと触れ合ってるときに、人間の脳(前頭前野)が、どうなってるかっ
ていう実験の手伝いをしたからだ。
動物と触れ合うと「癒やされる」って人が多い。だけど、川島先生によると、
たとえば温泉などに行って、「癒やされた」ってのは、「脳が活動していない状態」
を言うそうだ。
動物を飼うことは、癒しになる。子どもたちの情操教育にもいいってこと
もよく言われる。教育にいいってことは、川島先生の話では絶対に「脳が
活性化している状態」らしい。脳の状態は、温泉に行って癒やされるのとは
明らかに違うはずだって・・・。
動物とのふれあいは、「脳が活動していない状態」なのか?
それとも「脳が、活性化している状態」なのか?
それを、確かめるってのが、実験の目的だった。
実験は、脳に近赤外線を当てる光トポグラフィーっていう装置を使った
そうだ。実験される人がイスに腰掛けたまま簡単な作業を行える、当時と
しては唯一といっていいくらいの装置だったらしい。
実験されるのは、研究室の4名。それぞれがイヌ、猫、ぬいぐるみ、
ペットボトルを触り、その時の脳の前の部分(前頭前野)の活性状態を見た。
イヌと猫は、代表が連れて行った、プー兄貴とチビコ先輩だ。
その結果はって言うと、ぬいぐるみ、ペットボトルに対しては、
それぞれの脳の変化は、ほとんどなかった。
だけど、プー兄貴に対しては、全員が
前頭前野の活性化を確認できたんだ。チビコ先輩に関しては、微妙なところで、
猫に対する好き嫌いが前頭前野の活性化には、はっきり出るんじゃないか
って、川島先生は言っていたらしい。
脳の前頭前野が活性化する状態は、いま話題の「100マス計算」など比較的
単純な問題を解いてる状態とも同じなんだって・・・?
であればだよ、好きなペット
との触れあいは、「子どもたちを賢くする」ってことさ!
余談になるけど、実は、この時代表は、プー兄貴の脳の状態が、見られる
かもって密かに期待してた。だから、川島先生に、光トポグラフィーを
プー兄貴に付けられないかって聞いて見たんだと。すると、川島先生は、
あっさりつけられます!」って。「えっ?ほんと?」って、代表は興奮して
「ぜひ!」って、お願いしてしようとしたら、「ただ、イヌは毛が密集しているので、
頭の前の部分の毛 全部剃りますけど、いいですか?」だってさ。
言うまでもない、代表は「それは・・・」と
なって、史上初の実験は、お蔵入りに
なったのさ・・・。
おっと、話が「もこみち」に
それてしまった。
時を戻そう・・・!
代表は、この実験の日から、好きな動物を飼うことは、子どもたちの教育上
好ましい!と、それまで、なんとなくイメージしてたことを確信に
変えたそうだ。
お父様、お母様が、子どもたちの成績を上げたいなら、そして、その子
がイヌ好きなら、イヌを飼うことだ!
成績アップ間違いなしだぞ。
(保証はしませんけどね・・・)!
======================
【関連・頭がいい犬種 ランキング8種】
ゴールデン・リトリーバー
プードル
ドーベルマン
ジャーマン・シェパード・ドッグ
ラブラドール・レトリーバー
ボーダー・コリー
シェットランド・シープドッグ
パピヨン
備考:この内容は、
2011-4-20
発行:成美堂出版
著者:西川文ニ
「もしも、うちのワンちゃんが話せたら・・・」
より紹介しました。