【遊んでもらうため「芸のようなもの」をすることも・・・】
猫は、基本的に、芸をしない。
ただ、自分が遊んでもらうためなら、芸のようなものをする
こともある。
例えば、ぬいぐるみを飼い主に投げさせて、それを、捕りに行く
のが好きな猫が、捕ったぬいぐるみを、くわえて、
「また、投げて!」
と、飼い主のところへ、持ってくるようになることがある。
また、お気に入りのオモチャを加えて、家の中を歩き回ったり
することも・・・。
こうした行動は、かわいいものだが、ひものついたオモチャの
場合、あやまって身体に、かみついたりすると、危険なので、
目のつく範囲で遊ばせよう・・・。
【ニャンポイント・アドバイス】
・・・体をすり付けるのは、友情の証・・・
猫が、飼い主に、おでこや、あごの
下を、すりつけるのは、「これは、
自分の仲間」だというマーキング。
親愛の情を、示しているのだ。
飼い主に、なでてもらうと、
飼い主の匂いが、猫の身体につく。
母のように、守ってくれる飼い主
との、「匂いの交換」で、猫は
安心感を抱く・・・。
飼い主に撫でられた跡を、
しきりになめるのは、飼い主の
匂いに、自分の匂いを、ミックスした
いから・・・。
なでられたところを、綺麗に
しようとしているのではなく、
飼い主が、大好きだから
なのだ・・・。
備考:この内容は、平成22-6-30
発行:(株)日本文芸社
著者・監修:竹内徳知
「面白いほどよくわかる
ネコの気持ち
知っていそうで、知らない、繊細な感情表現の世界」
より紹介しました・・・。