【好奇心から食べようとするが、健康によくない】
飼い主が、なにか食べていると、必ずそばへやってくる。
買い物から帰ってくると、袋の中に顔を突っ込んで、食材の
匂いをかぐ猫たち。
こうした、猫の行動は、好奇心からくるものだ。まず、鼻で調査し
た後、エサだと思えば、口に入れる。美味しいものを、また食べた
いと思うのは、人間も猫も同じ。好奇心から、口に入れた人間の
食べ物を、美味しいと感じれば、猫がそれを食べたがるのは当然だ。
これを許していると、人間の食べるものは、何でもかんでも、ほしがる
猫になってしまう。人間の食べ物は、猫にとってよくないものが
ほとんど。例えば、人間用の牛乳は、乳糖を、ほとんど消化できず、猫は、
お腹を、くだす可能性大。人間の料理は、猫にとって塩分過多で、
内臓に障害を起こすことも・・・。かわいくて、ついつい、与えてしまう
のは、絶対にやめよう・・・。
【ワンポイント・アドバイス】
英語で、「非常に、満足げな」というのを、
「like the cat that store the cream.」
(クリームを盗んだ猫のようだ。)
という熟語で表現するくらい、
猫は、クリーム=油分が好きだ。
日本の怪談話には、化け猫が、
夜中に油をなめる話もある。
おそらく実際に、猫が暗がりで油を
なめるのを見て、誰かが肝を冷や
した経験から、生まれたものだろう・・・。
食べるクリームだけでなく、
顔に塗る、クリームまでなめる猫
もいる。いずれも猫の健康には、
よくないので、与えてはいけない・・・。
備考:この内容は、平成22-6-30 発行
竹内徳知 監修者
「学校で教えていない教科書
面白いほどよくわかるネコの気持ち」
より in your heart しました。