「ジェフ・ブリッジズ」 1949-12-4生まれ、ロサンゼルス出身。父のロイド、兄のボーも俳優。
8歳で俳優デビューし、'71年の「ラスト・ショー」以来、幾度となくオスカー候補となり、
昨年「クインシーハート」で、ついに悲願のオスカー受賞。60歳にして最盛期を迎えている。
PC相手に演技するなんて、凄いことになったもんさ!
オスカー俳優、ジェフ・ブリッジズ
が、『トロン・レガシー』で
最新鋭のデジタル技術に身を委ねて
いる。演技とテクノロジーの共演だ。
「自分は、この映画で2役を演じて
るんだが、監督が意図的に2つを
分けて撮影してくれたら、1日で
行ったり来たりしなくて済んだよ(笑)。
まして、メイクがまったく
異なるから、混乱することもなかったな・・・。
しかし、撮影過程は面白かったよ。
まず、俺は、レオタードとヘルメット
を着けて、ザ・ヴォリュームと
いう巨大な部屋に入る。そして、
100個のポイントを顔に付けてセンサー
の前に座る。すると、俺の表情
の変化をセンサーが読み取って
コンピューターに送るわけさ。
いったい、どうなっているんだ!?」
状況を説明しよう。劇中で
ジェフ・ブリッジズが演じる
ケヴィン・フリンの若き日を模した
PC上のプログラム、クルーの
ビジュアルは、本人からコピーした
CGIで制作されたというわけ。この、
ザ・ヴォリュームはジェームズ・
キャメロンが「アバター」のため
に開発した最新型デジタル技術だ。
「面白い体験だったけれど、
同時に奇妙でもあったよ。普通、役者
は、カメラを相手に仕事をするもの
なんだが、今回は、PC相手に、動き
を提供するだけなわけで・・・。凄い
ことになったものさ。俺自身は、
ツイッターもやっていないし、テクノロジー
には置いていかれてるけどね・・・。」
備考:この内容は、平成23-1-24 発行
「デジタルTVガイド2-11-1月号」
より紹介しました・・・。
本体 362円