老人同士が立ち話をしていて、そこを、たまたま通りかかった。けっこう凄いことを
言ってました。何しろ「うちの孫は、アメリカへホームレスに行ってる」ですからねぇ、
わははは!
相手のじいさんも、したたかで、ちゃんと相槌を打っていました。
「ほう、そりゃ大したもんだ」と・・・。
「門戸開放」
明らかに、同じ職場と思われる数人が、居酒屋で飲んでいた。その会社の体質は
旧弊であり、超保守であり、おまけに同族経営で、とにかく窮屈らしい。で、盛り上がって
「門戸を開放しろ」となったわけですが、相当、酔いがまわり、滑舌が悪くなって、
モンコと、聞こえないんです。
連発ですから弱りました。他の客も、そのたびに飛び上がって
ましたっけ・・・。
わははは!
えっ? きゃあ~! あっ、そういう意味!
「豚のビーフジャーキーがあります」
先日、何人かで、台湾旅行をしました。バスの中、台北のツアコン兼通訳の湯(タン)さんが、
そう言ったので、ちょっと食い下がってみました。「豚のビーフジャーキーとは珍しい。
ぜひとも買って帰りたいので、どこで、売っているか教えて下さい」と。すると、
自分が何を言ったか、まだ、わかっていない湯さん。「どこでも売っています」ときた。私が
おおげさに、驚き、「えぇっ!どこでも売ってるぅ? だって豚のビーフジャーキーですよ。
豚のビーフ・・・」と、ここまで車中で大笑い。
湯さんも、間違いに気がついたのでした・・・。
ま、正しくは「豚のビーフジャーキー風」ですね。もちろん買いました。
結構イケます・・・。
あ~ははは! あほくさ!
スペインに、今なお、建設中の、サグラダファミリアという、聖堂がありますね。ガウディ
のあの、とんがったのですが、あれを、サクラダファミリアって言う人、けっこう
いますね。そう、桜田ファミリアと発音するんです。桜田一家って、警視庁?
きゃはは!
「女房には参るよ」と、友人のA氏。奥さんが、妙な日本語を操るのだという。渋谷の
スクランブル交差点を渡りながら、こう言ったという。
「いつ来ても、ここはフルワッてるわね」と。
「賑わってると、振るわってるを、間違えて覚えちゃってるんだよね。」とは友人の解説。
この奥さん、テレビドラマを観ていて「この人、カツレツ悪いわね」 と言ったと
いう。「グルメや料理の番組じゃないんで、かつぜつのこと、らしいんだ」と友人。「おまえの
滑舌は、どうなんだ?」とは、言えないらしい。
わ~ははは!
さらに、この奥さん、滑舌に難があるので、骨粗鬆症と言えないのだという。
「それがね、何度聞いても、骨と胡椒少々に聞こえるんだよ。」
その数日後、飲み会に奥さんが参加したので、さり気なく振ってみた。いや驚いた。
本当に「コツトコショウショウショウ」と、言っているんです。普通に言うと「コツソソウソウ
に」なってしまい、コツのあとに、「と」を入れると、胡椒少々と続くんです。
危うく、私は、美味しいスープになりそぅだね?と、言いかけ、踏みとどまりました。
言えませんよ、そんなこと。しかし、いまだに、耳に残るなぁ。コツトコショウショウショウ
は・・・。
えっ? どゆこと!w あははは!
意外や、この奥さん、メジャーリーグのファンである。1番のご贔屓(ひいき)は、ヤンキースの
主砲アレックス・ロドリゲス。しかし、悲しいかな、奥さん、件(くだん)の事情で「ロドリゲス」と
言えないのだ。「ドドリゲス、ドドリゲスって聞いていると切ないよ」と友人・・・。
そこで、友人は、助け舟を出した。「A・ロッドという言い方もあるよ」と。優しいなあ。
しかし、奥さん強情で、「ドドリゲス」連発の日々であるという。そう、生きていくって大変
んなんです・・・。
あ~ははは! 腹痛えぇ~よ! 早く病院に、連れていけよ!w w
備考:この内容は、2009-8-20
発行所:株式会社 光文社
製本所:ナショナル製本
印刷所:堀内印刷
組版:萩原印刷
発行者:古谷俊勝
著者:立川談四楼
「もっと声に出して笑える日本語」
724円+税
より紹介しました・・・。