一方、ロン役のルパート・グリントもマイ
ペースながら新作が続々。すでに撮影済みな
のがなんと、シリアス路線の戦場物『戦友』。
英国軍とドイツ軍の戦闘機が銃撃戦でノル
ウェーの原野に墜落。そこで出会った若き
パイロットたちは、生き延びるために協力し合う
ことになるという物語。英国では来年2月に
公開予定。ルパートの新たな一面が見られそう。
また、英国の人気TVアニメの映画化『ポスト
マン・バット:劇場版 きみがそのひ人だ』と
いう3Dアニメーションの声の出演にも挑戦
中。キャンプにで出かけた若者たちを襲う恐怖
を描く『クロス・カントリー』というホラー
にも出演が噂されていて、いろんなジャンル
で活躍しそうなルパートだ。
(実際の、2010年以降は?)
2011年1月、経済誌『フォーブス』が「スクリーン上で最も(興行収入を)稼いだ
カップル」のランキングを発表し、グリントとワトソンが1位にランクインした。
両者は『ハリー・ポッター』シリーズだけで63億ドル(日本円で約5229億円)を
稼いでいた[2]。
2020年4月、2011年より交際していた女優のジョージア・グルーム(英語版)が
第一子を妊娠していることが明らかになった[4]。前年には互いにゴールドの
指輪をはめていて、結婚の噂もあった[5]。2020年5月、女児が生まれたことを
公表。当初はプライベートを尊重する意向から名前などは発表していなかった
【今後が期待できる若手たち。】
そのほかの「ハリポタ」若手俳優たちは、
どんなスケジュールが待っているのだろう?
まず、あのドラコに続き、またまた悪役を
演じた『猿の惑星:創世記』がヒット中のトム・
フェルトンが好調。『トワイライト』シリー
ズのアシュリー・グリーンと共演した超自然
ホラー『アパーション』が完成していて、
大学のゴルフチームをめぐるスポーツ・ドラマ
『ラフから』も撮影済み。さらにアクション・
スリラー『エヴァック』、戦場ドラマ
『グレース・アンド・デンジャー』といった作品も
待機中の売れっ子だ。
最終章で大活躍を見せたネビルことマシュー・
ルイスは、『ウェースト・ランド』という
ドラマに主演の予定。共演はワームテイル役
でおなじみのティモシー・スポールだ。
ジニー役のボニー・ライトは『哲学者』の撮影を
終え、オムニバス『不運なハートの地理学』
のロンドン編に出演中。彼女の婚約者でも
あるジェーミー・キャンベル・バウアー(グリ
ンデルヴァルド役)の方は、もちろん、もう
1つのヒット・シリーズ『トワイライト』の
最終章となる『ブレイキング・ドーン』の
パート1&2が控えている。また来年、日本でも
公開が予定されるローランド・エメリッヒ
監督の『アノニマス』にも登場する。
ロンの双子の兄を演じたフェルブス兄弟
だが、今度も2人揃って活動するのかと
思ったら、ジェームズのほ新作はまだ決まらず、
オリヴァーの方が、『ラナン・クォーター』と
いう20世紀初頭のパリに集う若きアーチスト
たちのドラマに出演予定。双子の役というの
もめったにあるものではないのだから、事務所は
同じでも、それぞれに活動するのは自然な
成り行きかも。次回作が未定なのはルーナ役の
エヴァナ・リンチも同じ。インタビューで、
今後はダンスか美術を学びたいと答えていた
ので、女優業からは遠ざかるかもしれない。
【ベテランは、新作情報がいっぱい!】
「ハリー・ポッター」のベテラン俳優たちは
いずれも英国を代表する演技派ばかりで、
当然新作も決定済みの人がほとんど。しかも
共演作も多い。
ダンブルドア校長のマイケル・ガンボンと
マクゴナガル副校長のマギー・スミスは、
ダスティン・ホフマンの初監督作『カルテット』
で再度共演中。「ゴスフォード・パーグ」
などでも共演しているベテラン2人だけに、
またまた名演技が期待される。BBC
が制作する
ディケンズ原作の『大いなる遺産』の
新バージョンには、ヴォルデモート役のレーフ・
ファインズとベラトリックス役のヘレナ・ボナム・
カーターが共演。この作品にはなんと
ハグリッド役の」ロビー・コルトレーンも出演
するので、「ハリポタ」ファンも楽しみにしたい。
ちなみにファインズには「007」最新作や
「タイタンの戦い」続編も控えていて、ヘレ
ナには前出の『レ・ミゼラブル』 や、ティム・
バートン&ジョニー・デップ最新作
「ダーク・シャドウズ」などもあり、多忙を極めている
ところ、コルトレーンにはアニメ作品『ブレ
イヴ』の声の出演もあるが、この作品では
モリー・ウィズリー役のジュリー・ウォルターズ、
トレローニー先生役のエマ・トンプスン
も参加している。
【最後に人気の高いベテラン3人について、】
ルービン先生役のデーヴィッド・セーリスは
先述の『アノニマス』に顔を出し、さらに
スティーヴン・スピルバーグ監督の新作『戦火
の馬』にも出演。日本でも来春公開される。
シリウス役にのゲーリー・オールドマンは、
もちろんクリストファー・ノーラン版”バット
マン・シリーズ最終章『ダークナイト ライジング』
で、ゴードン所長役を再度、演じているが、
コリン・ファース共演の「ティンカー、
ティラー、ソルジャー、スパイ」、クリスチャン・
スレーター共演の「ガン、ガール、ギャンブル」、
トム・ハーディー共演の「世界で最も
ウェットな国」などの新作も必見だろう。
そして「ハリポタ」シリーズ全作を通して謎の
人物だったスネイプ先生ことアラン・リック
マンは、66年制作のコメディー「泥棒貴族」
のリメーク「ギャンビット」に」キャメロン・
ディアズ、コリン・ファースと共演中。彼が
演じるのは、オリジナルでハーバード・ロムが
演じた中東の石油王シャベンダー・ファース
演じる怪盗ハリーが彼をだましてある宝を
奪おうとするが・・・という物語りで、脚本は
ジョエル&イーサン・コーエン兄弟。またケヴィン
・スミス監督のスポーツ・ドラマ「ヒット・
サムバディ:ホーム」にも出演予定。日本
でも公開されることを祈りたい・・・!
備考:この内容は、2011-12-21 (株)近代映画者発行
「SCREEN」より紹介しました・・・。