⑳ 「フランダースのイヌ」(1975)
原作はイギリス人作家ウィーダの同名小説『フランダースの犬』。オープニ
ングでの原作のクレジットは、ウィーダの本名ルイス・ド・ラ・ラメー(ルイス
の前の「マリー」が欠落した誤記)となっている。物語の舞台で
あるベルギーでは、イギリス文学である原作の知名度がそれほど高くない
うえ、内容も評価されていなかった(フランダースの犬#各国での評価を参
照)こともあり、本作品が放送されることもなかった。
しかし、本作品の影響
で日本から多くの観光客が訪れることもあり、アントワープに記念碑や銅
像が建てられた[1]。
今でこそ『世界名作劇場』の第1作目として認知されているが、初回放送
当時は第26話まで、ズイヨー映像制作のもと『カルピスまんが劇場』のタイ
トルで放送されていた。第21話より日本アニメーション制作に切り替わった
際にタイトルも『カルピスこども劇場』に変更(※ただし、第24話 - 第26話
では『カルピスまんが劇場』に戻っている)。後年リリースされたDVDなど
では、日本アニメーション表記のオープニング映像を使用している都合上、
全話とも『カルピスこども劇場』に統一の上で収録されている。
最終回の視聴率はビデオリサーチ・関東地区調べで30.1%を記録したが、
これは『世界名作劇場』枠内アニメの視聴率で最高記録である。特にラス
トシーンは悲劇の代表格として現在でも広く知られ、『なつかしのアニメ名
場面特集』などのテレビ特番では定番シーンとなっている[2]。他方で、前作
『アルプスの少女ハイジ』と次作『母をたずねて三千里』の主要スタッフで
あり本作品にもわずかながら参加していた宮崎駿は、「視聴率的には成功
したんですが、僕はゴミみたいな作品だと思うんですけどね」と本作品を評
している[3]。
2010年3月、世界名作劇場放送35周年を迎えた日本アニメーションは、本
作品に登場するパトラッシュの名前を冠した「パトラッシュ基金」を発足さ
⑲ 「アルプスの少女ハイジ」(1974)
1歳で両親を亡くし、5歳になるまで母方の叔母のデーテに育てられたハイジ
は、デーテの仕事の都合で、アルム(高原の放牧地)の山小屋にひとりで住
んでいる、父方の実の祖父であるおじいさん(アルムおんじ)に預けられるこ
とになる。ヤギ飼いの少年ペーター、ペーターのおばあさんなどの人々、子
ヤギのユキちゃん、おじいさんが飼っている犬のヨーゼフやヤギのシロ・クマ、
樅の木を初めとした、大自然に生きる動植物達。厳しくも優しく、懐の深さを
感じさせるアルプスの大自然。何より、共に暮らすおじいさんを通じ、ハイジ
は様々なことを知り、学び、健やかに育っていく。
だが、ハイジが8歳になったある春の日、デーテが再び山を訪れ、ハイジを
フランクフルトの貿易商・ゼーゼマン家に連れていくと言う。デーテに騙され
フランクフルトへ向かってしまったハイジ。ペーターやペーターのおばあさん
は悲痛な声をあげるが、おじいさんにはどうすることも出来なかった。
フランクフルトでハイジを待っていたのは、足が不自由で体の弱い少女・
クララとゼーゼマン家の人々であった。執事のロッテンマイヤーはハイジを
愛称でなく本名のアーデルハイドと呼び、厳しい躾や勉強を強制、アルムの
話題を禁止する。クララやゼーゼマン(クララの父)、おばあさま(クララの祖母)、
クララの主治医、使用人のセバスチャンなど、心の支えはあったものの、ハイジ
はなかなかフランクフルトでの生活に馴染むことができないが、あまりアルムの
ことを口にするとクララが心配するため、アルムへの切ない思いを無理に押し
○すようになる。
やがてハイジは、アルムの故郷を思うあまりにホームシック(強い帰宅願望)に
かかり、それによる夢遊病の状態となってしまう。ハイジを診断したクララの主治
医は、ただちにハイジをアルムへ帰す様に指示する。こうして、ハイジは夢にまで
見たアルムの山へ帰れることになった。
アルムの生活ですっかり元気になったハイジのもとへ、クララからの手紙が届く。
ハイジが是非来てほしいと願っていたアルムへ、クララが行きたいと言う内容で
あった。クララは静養を目的として滞在することになったが、おじいさんとハイジ
に促され歩く練習を始める。
⑱ 「赤毛のアン」(1979)
プリンス・エドワード島の村、アボンリー。独身のマリラとその兄マシューは、
孤児院から男の子を養子に迎えることに決める。だが約束の日、駅に降りた
のは、アン・シャーリーという11歳の赤毛の女の子だった。マリラはアンを送り
返そうとするが、明るくおしゃべりなアンに心を動かされ彼女を引き取る。
アンは、同い年のダイアナと親友になり、地元の学校に編入。そこでギルバー
トに髪の色をからかわれ、石盤を彼の頭に打ちおろすという騒動をおこす。
アンは学校をやめ、留守番をしている間にダイアナをお茶会に招待するが、
ラズベリー水[注釈 1]と間違えてスグリ酒[注釈 2]を飲ませてしまう。ダイアナの
母親は激怒してアンと娘を絶交させる。失意のアンは登校を再開し、勉強に
うちこむ。冬のある夜、アンの家にダイアナが飛び込んでくる。両親の留守
にダイアナの妹が熱を出したと聞いたアンは、ダイアナの家で一晩中看病
する。ダイアナの母親はアンに謝罪。アンはダイアナとの交遊を許される。
想像力豊かなアンはその後もなにかと騒動をおこすが、周囲からは慕われ、
頑固なマリラも心を許すようになる。
アンはギルバートたちとクイーン学院に進学し教員資格取得を目指す。アン
は成績トップで奨学金を獲得。クイーン学院卒業後はレッドモンド大学に進学
を決める。だが、マシューが銀行倒産の新聞記事を見て、ショックで倒れて急○。
目が悪くなったマリラはグリーンゲイブルズの家を売りに出し、知り合いの家に
身を寄せることを考える。アンは大学進学を取りやめ、隣町のカーモディの教員
になることを決意。アボンリーの教員に決まっていたギルバートは学校理事会に
かけあい、アンにアボンリーの仕事を譲る。アンはようやくギルバートと和解し、
グリーンゲイブルズで満ち足りた夜を迎える・・・。
⑰ 「ドックはおもちゃドクター」(2012)
日本のディズニージュニアでの本放送開始は2012年7月7日で、『ムーク
のせかいりょこう』と同日であった。しかしそれから当分の間、「本作は土日、
『ムーク…』は月~金」というスケジュールが定着していたが、同年12月からは
本作は平日にも放送されている[注釈 2]。
なお、本作の放送時間は(特別枠内においては)放送開始当初からずっと
朝9時~9時半であったが、2013年5月19日より『ちいさなプリンセス ソフィア』
が放送開始したことに伴い、土日のみ朝9時半~10時に移行し、その後、完
全に帯番組の形態になり全日9時半~10時に放送されている。
2013年9月8日に第1期の26話分の初回放送が完結し、それ以後半年ほどは
第1期の完全リピート放送であったが、2014年3月から特別枠において第2期
がスタートすると同時に、『おたすけマニー』や『ジェイクとネバーランドのかい
ぞくたち』などに倣って、ショートアニメとしての番外編「ドックのしんさつファイル」
も放送を開始する。
なお、第1期ではED字幕のうち英語版制作スタッフの表示と
同時にドックによる簡単なクイズが出題され、その直後の日本語版制作スタッフ
表示時は黒地に白文字という形式であったが、第2期EDではそれらは全て廃止
されて背景・字幕のいずれも『ヘンリー・ハグルモンスター』のEDを完全模倣して
いる。
2017年4月1日から、新シリーズ『ドックのおもちゃびょういん』の放送が開始され
た。これは本国第4シーズン Doc McStuffins: Toy Hospital にあたるが、日本では
改題が行われ、話数もリセットされた。
⑯ 「忍たま乱太郎」(1993)
尼子騒兵衛の忍者ギャグ漫画『落第忍者乱太郎』が原作。アニメ化に際し「原作
題名の『落第』という言葉が、放送局であるNHKでは放送コードに触れるため、
『忍者のたまご』、略して『忍たま』に変更された」という噂が広がっているがソース
はなく、サブタイトルに「落第」という単語が入った回があることから放送コードに
触れているというのはデマではないかという見解もある(オープニング映像におけ
る原作名は「落第忍者乱太郎」名義で表記されている)。新聞のテレビ欄では「忍
たま」または「忍玉」と表記されることがある。
字幕放送を実施。乱太郎の台詞は黄色、きり丸の台詞は水色、しんべヱの台詞は
緑色、その他の人物の台詞は白で表示される[注 2]。字幕は基本的に小学3年生
以下で習う漢字は漢字表記(振り仮名付きの場合あり)で、小学4年生以上で習う
漢字はひらがなで表記される。2008年(平成20年)3月31日から本格的にハイビジ
ョン制作へ移行した。
2017年(平成29年)に放送25年目を迎えた。2021年(令和3年)現在、NHKのアニメ
作品の中では最長寿作品であり[注 3]、20周年を迎えた2012年(平成24年)に放送
された第20期第88話、第89話では「おじゃる丸15th 忍たま乱太郎20th 記念企画」
として、二番目の長寿作品である『おじゃる丸』とコラボ企画を行った(ただし、おじゃ
る丸の登場人物が出演したというわけではなく、乱太郎達がパロディネタを披露した
程度)。同じ放送日の『おじゃる丸』でも同じ企画が行われた。
子供向けアニメとしては異例と言えるほど女性からの人気が高く、劇場版第一弾の
公開時は、観客の8割が女性客だった[2]。特に大人の女性のファンが多く、朝日小学
生新聞の編集部によれば「以前は子供がピョンピョン跳び回るイメージでしたが、
作画が変化し、内容もシビアなシーンが盛り込まれた。特に、登場する先生達がキラ
キラとイケメンになっているのが大きい」とのこと[3]。原作漫画は2019年(令和元年)
12月に連載を終了したが、NHKによると、放送は今後も継続するとしている。
(感想)
うっ・・・、そうじゃのぅ。今回も、気の毒な子どもたちが集まったもんじゃのぅ。
「フランダース」は、身寄りがなく、パトラッシュと2人?暮らし、
「ハイジ」は、1歳のときに両親を亡くし、
「赤毛のアン」も、孤児院出身じゃろぅ、
「おもちゃドクター」のドックは・・・、気の毒にのぅ・・・。
そんな中、「忍たま」は、当初、なにやら、サブタイトルにクレームがあったとか・・・?
たしかに、1文字、間違えたら、わしだって、即刻、削除じゃよ・・・。
きゃは! Qちゃん!きょうは、比較的、冴えてる方じゃないの?
それにしても、2021年の11月から、突然、ブログ投稿が1日10~20本ペースに増えて、
最近では、各VOD紹介、映画紹介でしょ、
「ジェットストリーム」なんかは、「その45」まで来てるわよ。
それに加えて、昨日からは、「上田次郎」「AKB48」「しょこたん」「マツコ・デラックス」
「サッカー・沢穂希」「バレーボール・中田監督」「ベッキー」とシリーズものが、
どんどん増えてきてるけど、Qちゃん、ホント大丈夫なの?
うっ・・・! そんなに、わしの、体の心配をしてくれるのかのぅ? おおきに・・・。
きゃは! オツムよ。オ・ツ・ム! オムツじゃないわよ!
だいたい、「クララが立った・・・」と投稿しただけで、えらく怒られたもんじゃよ・・・。
あほくさ!