医療技師を務めるライアン・ストーン博士は、スペースミッションに初めて
参加する。
指揮を務めるマット・コワルスキーとシャリフと共に、彼女が宇宙空間での
その面々にヒューストンの管制から、膨大な量の宇宙ゴミが高速で接近して
いるため船内に避難するよう、緊急連絡が来る。ロシアが自国の人工衛星を
破壊したところ、他の人工衛星も連鎖的に破壊され宇宙ゴミとして拡散して
しまうケスラーシンドロームが発生したのだ。
ライアンらは作業を中断して退避しようとするが間に合わず、『エクスプロー
ラー号』の主翼に宇宙ゴミが衝突。シャリフは顔面に宇宙ゴミが直撃して
貫通し即○、ライアンとマットは2人とも宇宙空間に投げ出される。
船外活動ユニットを装備していないライアンは錐揉み状態になって現在位置を
特定できなくなり、パニック状態による過呼吸で宇宙服の酸素も少なくなる。だが、
マットは的確な指示を出し続け、船外活動ユニットを駆使してライアンをロープで
自分の身体に繋ぎ止めることに成功する。
ヒューストンに無線通信で連絡する2人だが、同軌道上の通信衛星も破壊され、
応答がない。めげずに連絡を続けつつ、死亡したシャリフの遺体を回収し『エク
スプローラー号』へ帰還するも、コックピットや居住区画も大破し、宇宙服を着用
していなかった他の乗組員は全員死亡。遺体が無重力で漂っている有様であ
った。2人は『エクスプローラー号』を諦め、マットの船外活動ユニットを利用して
ISS(国際宇宙ステーション)に向かう。
- ライアンの宇宙服の酸素が引き続き減っていく中、マットはライアンを
- 励ますために家族の話をするが、娘は4歳の時に幼稚園で事故死した
- とライアンは答える。
- 気まずい雰囲気を抱えながらもISSに接近する2人だが、ISSも破損しており
- 、地球へ帰還するためのソユーズ宇宙船は1機が離脱済みで、残る1機も
- 損傷でパラシュートが開いてしまっている。マットは、残ったソユーズ宇宙船を
- 利用し中国の宇宙ステーション『天宮』へ向かう旨を提案し、ISSに取り付こ
- うとする。
しかし、マットの船外活動ユニットは直前で燃料切れを起こし、
二人は殆ど減速できずにISSへ衝突、反動で宇宙空間に放り出されてしまう。
辛うじてパラシュートのワイヤーがライアンの脚に引っかかり、
マットに繋がっているロープを掴めた。
しかしワイヤーは今にもライアンの脚から外れそうで、
とても2人を支えられそうにない・・・。
それを覚ったマットはライアンだけ
でも助ける為にロープを離すよう指示し、
反対を押し切ってロープのフックを外してしまう。
マットは宇宙空間の深遠に漂流する間、
通信が途切れるまでライアンに語りかける・・・。