「他人が立派に見える”中学生の法則”」
小学生の頃、制服を着て学校に向かう中学生を見て「大人だな」と思って
いました。
中学生の頃、高校野球に出ている選手たちを見ながら「すげえなぁ」と思って
いました。
高校生の時、大学生を見て「大人っぽいなぁ」と感じていました。
大学生になってアルバイトをしていた頃、「社会人ってすごいなぁ」と感じて
いました。
社会人になって、仕事のできる管理職の人や先輩たちを見て、「スーパーマン
みたいだなぁ」と、おののいていました。
会社員をやってて、独立して、自分で仕事をしてる人を見て、「よくあんな勇気
あるよなぁ」と思っていました。「自分には無理だ」って。
独立して事業を始めて、会社を大きくしていく人を見て、「すごいなぁ」と
感じていました。
カウンセラーを目指し始めて、堂々と人前でも、カウンセリングをしている
人を見て、「よくできるよなぁ」と感じました。
本を書きたいなと思って、たくさん本を出している人を見て、「すごいなぁ」
と感じました。
で、気がつけば、全部やってきていました。
でも、どれもびびりながらやっていましした。
その時々の悩みを抱えていました。
家庭のことで悩んでいました。
勉強のことで悩んでいました。
友達のことで悩んでいました。
評価のことで悩んでいました。
性のことで悩んでいました。
自分の能力や器のことで悩んでいました。
立派に見えても、すごく見えても、やっぱりみんなきっと何かで悩んでいる。
けれども、それを乗り越えたか、チャレンジしたか、怖がって避けてきたか。
僕が成長できたのは、「怖くても挑戦した時」でした。
「怖くて逃げた」は今でも後悔が残っています。
「他人はすごく見える」
たしかに、それはそのとおりです。
けれども、その人はその人の立場でいろんなことに悩んでいる・・・。
だから他人のことを”すごい”なんて思わなくていいのです。
それがこの、「中学生の法則」です・・・。
備考:この内容は、2011-2-2 (株)。中経出版
心屋仁之助 著
「人間関係がしんどいと思ったら読む本」より紹介しました・・・。