もし、知らないとしたら、あなたには明確な方向が無いということだ。
方向とは英語ではディレクション(direction)だ。ディレクション
の先に到達点、目指す場所ある。
ゴール、すなわち目標だ。。
明確な方向が無いという意味は、明確な目標が無いということだ。
どこに向かおうとしているのか知らなければ、そこに向かうための正しい努力もできない。
ただしい努力ができなければ、そこには、到達するわけが無い。
だから、「頑張りなさい。頑張ることに意義がある。」というアドバイスほど、
無責任なものはない。
いくら頑張っても、正しい頑張りでなければ、時間の浪費だ。
頑張るからには、何を、どう頑張るべきかを、しっかり知っていなければならない。
そのためにも、人は、早い段階から目標意識の重要性を教えられる必要がある。
そうでなければ、正しい努力の仕方を学習す)ことができないからだ。
しかし、そもそも自分が何を求めているかさえ自覚していない人が多い。
なぜなら、目標を自覚することの必要性を教えられていないからだ。
明確な目標がなければ、自分が進んでいる方向が、間違いだということにさえ
気づかない。
目的地に到達しない努力を続けていていいほど、僕たちの人生は長くない。
目標のない行動は、ただ荒波に揉まれて漂う浮き草と同じだ。
そんな行動に、力が出るわけが無い。
人生を力強く歩むためには、目標意識が必要だ。
どこに向かっているのかを知らなければ、
正しい努力さえできてないからだ。
備考:この内容は、2009-7-10 (株)デスカヴァー・トゥエンティワン
石井希尚著「明けない夜はない」より紹介しました・・・。