
大量に余った餅を放置し続けたらカビが生えていた。
なんてことはないだろうか?「カビの部分を削れば食べられる」と
考える人もいるかも知れないが、これはとんでもない間違いだ。

カビが生えた餅には、植物の根と同じようにカビの菌糸が入り込んでいる。外から見て
カビがないように見える部分でも、中にはカビが生えている。しかも、たとえ高温で焼いたり
揚げたりしても、カビの毒性は消えないのだ。健康を第一に考えると絶対に食べないほうが良い。

餅は、常温保存しておくとカビが生えやすい。それでは、餅を長持ちさせるには、どのように
すればよいか。市販されている個包装の餅の場合は冷蔵庫に保存し、パッケージに書かれた
消費期限を守って食べれば良い。餅つきなどで作った餅は、小分けにして冷凍保存すること。風味は
多少落ちるものの、半年程度は保存できるという。冷蔵保存にしたい場合は、餅を水にしっかりと
浸しておく方法や、わさびやからしと一緒に密閉容器に入れる方法がある。「もったいない」
と思う気持ちがあるなら、カビが生えないように工夫をして、早めに食べ切ってしまおう・・・。
備考:この内容は、2019-10-22発行 (株)彩図社
「みんなが誤解している雑学」より紹介しました・・・。