毎日使うふとん。忙しさにまかせて、敷きっぱなしの万年床になっていないかな?
見逃しがちだけれど、ふとん選び一つでも、安眠できるか、できないかが決まる。
よいふとんの条件は、敷布団についてはやわらかすぎないこと。掛け布団は、
寝返りをうちやすそうに、軽くて吸湿性、放湿性にすぐれていることである。
素材としては、主に次のようなものがある・・・。
①羽毛布団
ガチョウ、カモの羽毛を使っているもの。ダウン(胸毛)と
フェザー(おなかの毛)を使用しているが、ダウンの多いほうが保湿性にすぐれ高級。
ダウン50%以上のものを「羽毛ぶとん」、フェザーが50%以上のものを
「羽根ぶとん」と呼ぶ。高価だが、夏は涼しく冬はあたたかい。
②羊毛ぶとん
弾力に富み、肌ざわりがさわやか。吸湿性、放湿性は
ポリエステルの37倍
にもなる。保湿性にもすぐれる。敷布団として、またベッドの
マットレスの上に使いたい。。
③綿布団
保湿性、吸湿性、弾力性にすぐれる。ただし、長く使っていると、
綿がかたまる。ぺったんこの「センベイぶとん」になる欠点が・・・。、
綿をほぐし、打ち直すことが必要。
④合成繊維ふとん
ほとんどがポリエステル。軽くて型崩れしにくく、
ホコリも少ないが、保湿性などで天然繊維に劣るため、
かけぶとんのみに利用するほうがいい。
たかがふとん、されど布団。お付き合いは長いのだから、よく研究して
選んでほしい。もちろん、万年床の人は深~く反省しなくちゃダメだ。こんどのボーナス
は羽毛布団につぎ込む!ぐらいの意気込みが必要かも・・・。
備考:この内容は、1993-12-1 (株)青春出版社 夜中の王様クラブ編
「退屈知らずの朝まで読本」より紹介しました・・・。