
「ネコの魂」
猫のタマが今日はやけにうるさい。
ニュアア ニュアア
タマには、人間には見えない何かが見えるのだろうか
。
勉強が手につかない。
「猫のタマ、シーッ!!」
「猫のタマ、シーッ!!」
「猫の魂!!」

「魔女とネコの花瓶」
ある日、古びたアンティークショップの前を通りかかった女性が
店のウインドーに飾ってある花瓶に惹かれて
薄暗い店内に入ったら、黒ずくめの服を着た老婆が
猫を膝に乗せてゆったりと椅子に腰掛けて店番をしていた。
女性は老婆に軽く会釈したあと花瓶に近寄り、ひと言つぶやいた。
「まぁ、上等ね、この花瓶」
「まぁ、じょうとうね、この花瓶」
「まあ、じょうとうね、このかびん」
備考:この内容は、toss landさん 「子供に受けるおもしろ怪談話10」より紹介しました・・・。
実験的に薄くしましたので、カーソルでドラッグしてみてください。
問題があれば、即削除します。