back number が9月22日(火・祝)、
10月25日(日)にバンド史上初となる配信
ライブをおこなう。すべてのアーティスト
と同様、ライブ活動の停滞を余儀なくされ
ているなかで開催される配信ライブは、
まさにファン待望のイベントとなりそうだ。
9月22日の配信ライブの題名は
「back number live film 2020 " MAHOGANY"。
ファンクラブ限定の配信で
back numberにとって約7年半
ぶりのアコースティックセットとなる。そして
「back number live film 2020 " ASH"
とタイトルされた10月25日の
配信は、バンド編成でのステージ。こちらは
誰でも視聴チケットの購入が可能だ。
今回の配信ライブについて清水依与吏
(V/G)は、「思いっきり、を受け止めて
もらえて、投げ返してもらえる時間が
どれだけ幸せか。ライブをする、とゆう事が
back numberがback numberである
ためにも限りなく重要であると知り、
考え、考え、現時点での答えが
この形です」とコメント。この言葉からも、
ライブに対する彼らの強い思いが真っ直ぐに
伝わってくる。
back numberは2004年の結成
依頼、徹底してライブにこだわってきた
バンドだ。スタート地点は、彼らの地元で
ある群馬県伊勢崎市、前橋のライブハウスが
中心。当時の邦楽ロックはメロコア、
ギターロックの全盛期だが、back numberも
その影響をダイレクトに受けながら
熱気あふれるステージを積み重ね、
鍛えられてきた。
ロックバンドはステージで観客と
向き合い、「思いっきり、を受け止めてもらえて、
投げ返してもらえる時間」にこそ真価
を発揮できる・・・・・・その姿勢はメジャー
デビュー以降もまったくブレていない。
2013年には初の日本武道館公演、
2014年には横浜アリーナ、
2015年には幕張メッセイベントホール、
2018年にはついにドームツアーにまで上り詰めたが、
ライブにおける臨場感と熱気、そして、
あくまでも 1対1でオーディエンスと対峙
するスタンスは完全に一貫している。
会場が大きくなれば当然、演出やステージング
は派手になる。しかし、3人の意識は
おそらく、ライブハウスで格闘していた時代と
変わっていないはず。その中心にあるのは、
”生々しく、リアルな自分たちをどこまで
見せられるか?”という覚悟と○持だ。
「花束」 「高嶺の花子さん」
「クリスマスソング」 「HAPPY BIRTHDAY」など多くの
人に愛されるヒット曲を次々と
生み出してきたback numberは、ずっと、
”ロックバンド”なのだ。
コロナ禍によりツアーが中止になった後
も彼らは、バンドマンらしいアクションを
続けてきた。5月末にはグッズの売上、
メンバーの寄付を合わせて、全国71箇所の
ライブハウスに 総額5744万8088円を
寄付。また、8月18日にはインターハイ出場
を目指した高校生に向けて新曲「水平線」
を発表。インターハイ運営担当の高校生から
の手紙をきっかけに制作されたこの曲
からも、”つらい状況にあるリスナーの
ために、バンドマンとして音楽を残したい”と
いう強い意志が伝わってくる。
今回の配信ライブではおそらく
親しみのあるヒット曲から最新アルバム
[MAGIC]の収録曲まで、幅広い楽曲を演奏して
くれるはず。オンラインでは現場の空気感は
味わえないが、すべてのリスナーと真摯に
向き合う姿勢は、画面越しでもたっぷり
と味わえるだろう。また、彼らのライブを
観たことがない人にとっては、back numberの
エモーショナルなステージを
体験する絶好の機会。3人が磨き続けてきた
ロックバンドとしての強さと魅力をぜひ、
”最前列”で体験してほしい・・・。
備考:この内容は「ローチケ9月15日号」より紹介しました。