またまたQ太郎は、新しいカラオケ喫茶を
見つける旅に出かけた。
まだ一度も行ったことのない店へ、
たった一人で出掛けるのである。
PM4:30
近場で初めての店に入ってみた・・・。
ママ> あら~いらっしゃい
Q太郎> うっ!
あの~初めてなんですけど、
いいですか?
ママ> ええ、構わないわよ。
今、ちょうどお客さん誰もいないけど
いいかしら?
Q太郎> はい。
ママ> あら? 変わっているわね。
普通は、ギャラリーがいないと
唄えないというお客さんが多いのに・・・。
そして、Q太郎が
「星の指輪:浜田省吾」
「銀の指環:チューリップ」
「銀の雨:松山千春」
を唄ったころに
PM5:00になった・・・。
Q太郎> あの~ママさん、
このお店は昼間は、教室に通うご婦人方、
夜はアルコールを召し上がる紳士の皆さんが
集まって演歌を唄われるんですか?
ママ> そうねえ、
アルコールを飲むお客さんは、
ほとんどいないけど、
お客さんの100%は、やっぱり演歌よ。
Q太郎> ママさん、
この店、夕方休憩は何時ですか?
ママ> うちは、PM5:30~7:00なの。
Q太郎> えっ! じゃ、今、ちょうど5:00だから、
そろそろ帰ります。
ママ> まだ、いいわよ。
1~2曲なら。
Q太郎> ママさん、
デュエットお願いできますか?
ママ> あら、知ってる曲ならいいけど・・・。
ほとんど、うちのお客さんは
一人で歌うお客さんばかりだから、
デュエット頼まれたことないのよ。
Q太郎> 例えば、
「お台場ムーンライトセレナーデ:高山厳:中澤裕子」とか
ママ> 知らん!
Q太郎> うっ!
じゃ、
「LOVE SONGが聴こえない:堀内孝雄:藤山直美」とかは?
ママ> 聴いたことない!
Q太郎> それじゃ・・・
ママ> お客さん!
もう帰ってくれないかしら!?
医者に行きたいのよ。
Q太郎> うっ・・・!