「人柄は良さそうですが、
すぐに頭に血が登る
タイプみたいですねぇ。
しかし一方で、
あの能天気さは評価できます」
第1話 功を焦るあまり指名手配犯から人質にされるという
大失態を演じたため、特命係に左遷されて来た薫の性格を、
さっそく分析。「君は腰は重い割に口は軽いようですね」(シーズン2第2話)
などと皮肉ることもあった。
「僕は好きですよ、
そういう無茶な人」
第1話 ”人材の墓場”と噂される特命係への左遷と知って、ふてくされる薫に呆れ気味の
右京。しかし、彼が保身より正義のために動く人間だとわかり、この一言。後々、
薫の正直さを「僕はかなり高く評価しています」(シーズン1第8話)とも。
「はい?」
第3話 相手に聞き返す際に発せられる
右京独特の口癖の一つで、プレシーズン1
で初登場。プレシーズン3あたりから「はいィ~?」と
語尾が伸びるように。ちなみに
角田課長の口癖「暇か?」は
プレシーズン2で初登場。メガネを
かけていない課長が懐かしい。
「どうか、ゆっくり考えてください。
時間だけはありますよ、
考える時間・・・・・・
そしてやり直す時間も」
第3話 尊敬する太宰助教授の窮地を救うべく、女医らが、
共謀してライバルの助教授を○害。たまきから
「亀山さんとお仕事をするようになって変わった気がする」と
指摘された通り、ラスト”らしくない”温情をかけた。
「杉下右京個人なら、
目をつむって死ぬのを見逃すでしょう。
ですが、一警察官として犯罪者を罪も
償わないで○なせることはできません!
見逃す訳にはいかない!」
第1話 若き日の右京が世話になった刑事で、”銃器摘発の鬼”と呼ばれた
捜査2課の金子係長が、実は押収品を横流し
していたことを突き止めて、気持ちを押し○しながら絶叫。正義
という右京の確固たる信念は、この頃から変わらない。
「我々の仕事は無駄だと思える
操作をコツコツやること。
無理だと思える調査に
骨身を削ることです。
それが刑事の仕事です。
君は心得違いも甚だしいですね」
第2話 「こういう店」(風俗店)は星の数ですからね。無駄骨になる確率が高い」と
口を滑らせた薫を壁に押しやり、厳しく諭した。これがこたえた薫は地道な捜査
を開始。「コツコツ操作、コツコツ操作・・・」と、自分に言い聞かせながら。
「君は手柄を立ててどうするんですか?
仮に手柄を立てたところで我々は評価されませんよ。
手柄を立てて褒めてもらいたいのであれば・・・・・・
君はこの一件からおりたほうがいい。
それこそ徒労に終わりますからね」
第3話 捜査2課に手柄を横取りされると愚痴る薫に、厳しい一言。これにより薫は発奮。
クライマックス、「どこですか、右京さんは? 俺の相棒はどこだ!」と犯人に詰め寄る。薫が
当初は反発していた右京を”相棒”と認めた瞬間だった。
備考:この内容は、2011年1月30日発行、ぴあMOOK
『相棒』10周年メモリアルBOOK 杉下右京10years より紹介しました。