うつ病の治療には、「休養」と「薬物療法」が欠かせません。
体と心を休める
「何もしない」ことをできるだけ徹底する
抑うつ症状医が強い時期には
やるべきことは「休むこと」
回復期には・・・
回復の道のりは一進一退。焦りは禁物。
気晴らしは程々に
本人がやりたいと思うことを優先する
出来たことに気付かせる
自分が楽になれる時間をつくる
(うつ病の薬物療法)
SSRI 選択的セロトニン再取り込阻害薬
日本では、1999年から使われており、
うつ病の薬物療法の第一選択薬です。
「セルトラリン」「パロキセチン」「フルボキサミン」
が使われています。
SNRI 選択的セロトニン・ノルアドレナリン再取り込阻害薬
SSRIに次いで開発された、最も新しい抑うつ薬である。
日本では、2000年から「ミルナシプラン」が使用されて
います。
三環系抑うつ薬
最初に開発された抑うつ薬で、かつては
うつ病の薬物療法の主流でした。
その他の治療法
通電方法
脳に電気刺激を与え抑うつ症状を取り除く
通電療法(ECT)とは、うつ病の患者
さんの脳に電気刺激を与え、抑うつ症状
などの精神症状を解消させる方法です。
けいれんを起こさせることなどから、
一時期敬遠されたこともありました。
考え方を変えて治す 認知療法
うつ病の患者さんは、物事の見方や考え方に偏りのある場合が
少なくありません。認知療法は、そのような考え方の癖に自分で気づき、
別の考え方、柔軟な対応ができるようにしていく治療法です。
備考:この二様は、2008年3月20日発行 日本放送出版協会
「別冊NHKきょうの健康 うつ病を正しく知って治す」より紹介しました。