世界の頂点を極めた者だけが手にすることが出来る金メダル。中でもスポーツ
選手にとって、オリンピックの金メダルは、最高の栄誉である。
この金メダル、じつは純金製ではない。それどころか、基本的には銀メダルと同じ
銀製なのである。オリンピック憲章には、金メダルは銀製で6g以上の金張り、
もしくは金メッキを施すよう記されている。
これに則って金メダルを作った場合、金の部分は銀の約15分の1程度の質量
しかないことになる。純金製にしない理由は単純で、金の相場は銀の100倍と
いわれており、莫大なコストがかかってしまうからだ。
すこしさみしいような気もするが、夏大会で300種目以上あるオリンピック。
金メダルもそれだけ必要になるわけで、開催国の経済的負担に配慮した規定なのである・・・。
備考:この内容は、2013年12月17日発行
(株)シーマ 「THE 雑学 KING」より紹介しました。