『HESOMORI~ヘソモリ~』
2011 ポニーキャニオン
現代・70年代・幕末を行き来するファンタジー
越前和紙の産地を舞台に繰り広げられる
ファンタジードラマ。山奥にひっそりと
眠るタイムトンネル(=へそ)を守り続ける
「へそもり」の奮闘を描くストーリーです。
なじみある和紙の里の風景も、県外出身の
監督によって画面に切り撮られると、
なんとも新鮮に見えるから不思議・・・。
『旅の贈り物 明日へ』
2012 テイチクエンタテイメント
489系最後の雄姿は鉄ヲタ必見!
定年を迎えた男が第二の人生の幕開けに・・・突然の別れ
を迎えた初恋の理由を探す旅に出る・・・という
「前川清 初主演作」(←以外)のご当地ムービー。本作の
ために旧タイプのヘッドマークをかかげて撮影されたJRの
489系電車の姿が、鉄道ファンにとっては感涙もの・・・。
『北陸代理戦争』
今では想像つかない
松方弘樹の凄味あふれる演技
後悔当時(1977年)実録ヤクザ映画では
初めてだったという、北陸を舞台にした
バイオレンス異色作。今でこそ”温厚ないじられ
キャラ”が定着している松方弘樹の、切れ味
鋭い立ち回りに圧倒されっぱなしです・・・。
「越前竹人形」
若尾文子の美しさにただただ、ため息
梶井ゆかりの作家・水上勉を映画化した1963年の作品。
昭和初期の寒村を舞台に、竹細工名人の父を亡くした息子と、生駒の父が
懇意にしていた舞妓との純粋な愛が描かれます。なかなかに切ない
ストーリーなので、夜中にこっそり一人で楽しむのがよろしいかも・・・。
『釣りバカ日誌 7』
1994 松竹株式会社
美人女医に翻弄され
コンビ崩壊の危機!?
チヌ釣りに福井を訪れたハマちゃんとスーさんが、
バツイチの美人女医に出会ったことから始まる人気
シリーズ7作目。ハマちゃんからの誘いに嘘をついて断り、
彼女と釣りに行ってしまうスーさんの「オトコの本能」
のさまが微笑ましいです・・・。
『恐竜を掘ろう』
ハートウォーミングな
大和田伸也初監督作
恐竜博物館や気比の松原など福井
の風景がてんこ盛りに出てくる。
大和田伸也初監督作。孤独に気付いた
男、生きる意味を探す少女、奇跡を
信じる青年・・・偶然の出会いが
織りなすハートウォーミングな作品です。
ちなみに主演は松方弘樹。何かと
福井に縁のある俳優ですね・・・。
『夜叉が池」
鬼才による舞台を映像化
11代のカメラで余すところなく収録
地上と水の中、二つの世界を美しく交錯する
悲しい恋物語・・・泉鏡花の原作を、三池崇史×
長塚圭史×会田雛という映画・演劇・アートの鬼才
が舞台化。キーパーソンを演じるのは(あまちゃん)
での好演も記憶に新しい松田龍平。ミズタク
萌えのあなた、要チェックですぞ・・・。
備考:この内容は「けーぶるちゃん。11月号」より紹介しました。