一乗谷は今も昔も「花の谷」である。花咲き乱れる情景も
いいが、「散り際」や「落花」、「落葉」も風情があっていい。
花が散る、紅葉や黄葉が散る、その散りざまは、人生の無常
を感じさせ、朝倉氏滅亡の悲哀ともイメージが重なる。
一乗谷の自然は、春夏秋冬、一木一草にいたるまで、その
移ろいの中で、朝倉人の栄枯盛衰を語っているようだ・・・。
備考:この内容は、2011年4月8日発行
「北野武男写真集」より紹介しました。
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