戦艦としては、史上最大の「戦艦大和」。約2300人もの乗組員が乗り込んでいたが、
ではその食事は、どのように作られていたのだろうか?
ヤマト船内のキッチンでは、それだけの人数の食事を、夜食を含めて、一日4回
用意した。ひとり一日あたりの食料は、米6合、野菜300g、肉180g、
魚50g、一度航海に出ると1か月ぐらいは港に戻れないので、それだけの
食料をあらかじめ積み込んでおくことになる。ざっと計算すると、コメが70トン、
野菜20トン、肉12トン、魚4トン。ちなみに、大和の食糧庫は数か月の後悔も可能な
ように、設計されていた。
それらを調理したのは、主計科の兵士たち約100名。
戦艦にはふつう、戦闘に当たる兵士の他、通信を行う通信科、エンジンを
担当する機関科など、さまざまな役割をする兵士が勤務するが、主計科とはおもに
調理や経理を担当する兵士だ。
キッチンでは、火災の危険を避けるため、ガスは使用せず、熱源にはもっぱら
電気と蒸気を使っていた。
メニューはバラエティに富んだもので
人気BEST 3は・・・、
カレーライス
てんぷら
おーっ! フジヤマ、ゲイシャ、スキヤキ・・・
ほかに、魚の煮物や、
ビーフシチューも出たと言う。
ちなみに、船内では、ラムネやサイダー
などをつくることもあって、兵士たちに
大人気だったそうだ・・・、
備考:この内容は、2011年5月25日発行「誰に話しても滑らない雑学」より紹介」しました