「アルプスの少女ハイジ」のアルムおんじの波乱万丈な半生とは? | Q太郎のブログ

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パクリもあるけど、多岐にわたって、いい情報もあるので、ぜひ読んでね♥
さかのぼっても読んでみてね♥♥


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 文学作品を映像化する際には、原作を多少、改変する場合がある。たとえば、


人気アニメ「アルプスの少女ハイジ」の場合、原作と異なる点がいくつかあるのだが、


その1つが、主人公ハイジと暮らす「アルムおんじ」のキャラクターだ。




「アルム」とは、アルプス地方の牧草地のことだから、「アルムおんじ」は


「牧草地のおじさん」という意味で、名前は伏せられている。これは、原作もおなじ。


ただし、原作には、おんじの過去も描かれていて、これがなかなか波乱万丈なのだ。




 生まれは、ドムレシュクの裕福な農家。青年期は金持ちの不良息子で、周囲に


いばりちらし、生活は荒れ放題。後を継いでからは、酒とギャンブルに明け暮れて、


農場を手放すはめになり、これがもとで両親が死んでしまう。放浪の末、ナポリで


軍隊に入るが、ケンカであやまって人を殺し、軍を脱走してしまう。






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 その後、15年の放浪生活の末、結婚して息子を授かるが、今度は妻を亡くす。


デルフリ村にやってきて、大工として暮らし始めるが、今度は、仕事中の事故で


息子を亡くしてしまう。






 このように不幸が続くのは、おんじが神を畏(おそ)れない暮らしをしてきた罰だと


して、村人たちは懺悔を迫るが、おんじは、それに反発し、誰とも口をきかなくなって


しまった。あの偏屈さの影には、そんな過去があったのだが、宗教的な背景が関係


することなのでアニメ化にあたっては、大幅カット。おんじは、ただの偏屈


じいさんとして描かれている・・・。













備考:この内容は、2012年3月30日発行 夢の設計社 著

「誰に話してもすべらない雑学」より紹介しました。