深夜、街の通りを、ハンド・ベルを持って、散歩している男を
通行人が見つけ、声をかけた。
「どうして、ベルを持って歩いているんだい?」
「あぁ、これかい?
これを持っていると、時間がわかるんだよ」
「えっ!時間なら、腕時計を見ればいいだろ!
それか、携帯画面見ればわかるでしょ?」
「僕、時計は持ってないし、スマホも持ってないんですよ。
すんまふぉん」
「あ~い?ホントに、そのベルで、時間がわかるのかい?」
「アップルしたな、もう!柄ケーにもないこというなよ」
「じゃ、今から、実際にやってみるよ」
そう言うと、男は手に持った、ベルを激しく2~3回振ってみせた。
カランコロン、リンリンリン・・・
すると・・・
5階の窓から・・・
「おい!うるさいな!
夜中の2時に、何考えているだよ。まったく!
なぜ夜間に・・・?」
「すいません。誤解を招いてしまって・・・」
「あっ!本当だ!
でも、あの人、なべやかん だったね・・・久しぶりだな・・・」
備考:この内容は、ローソンで立ち読みした、「週刊新潮」より
慎重に思い出しながら、UPしました。
これが、Q太郎の、習慣なので・・・。