8種類もあるエコカーの違いとは?
”エコカー”と言う言葉で想像するのはどんな車だろうか。まず思い浮かぶのは、プリウスを
はじめとしたハイブリッド車かもしれない。最近では、電気自動車を想像する人も増えてきて
いるだろう。
一長一短あるエコカーの現状から生まれた最適解「プラグイン
ハイブリッド車」とは?
①ハイブリッド車(HV)とは、ガソリンで走る
エンジンと電気で走るモーターを組み合わせることで、
燃費を向上させたクルマ。現在最も普及
しているエコカーだ。
②電気自動車(EV)は、充電した電気で
モーターを動かして走る。ガソリン車に比べると
航続距離に劣るので、長距離走行には向いていない。
③クリーンディーゼル自動車は、有害物質の
排出量が少ないディーゼル車で軽油を燃料と
している。
次の3つは、業務用が主で、一般に乗用車として
購入することは少ないクルマ。
④天然ガス自動車(CNG車)は、ガソリンの代わりに排出ガスがクリーンな天然ガスを燃料としている。
ただし、気体なので貯蔵容積率が悪く、1回の燃料充てんの航続距離が
短くなっている。
⑤バイオ燃料対応車とは、生物資源を原料としたバイオ燃料を用いるクルマ。さとうきびや
とうもろこしなどアルコールを発酵させた「エタノール」が有名だ。燃料の生産量が少ないのが
デメリット。ブラジルなどで普及している。
⑥LPG自動車は、LPG(液化石油ガス)を燃料としており、タクシーが多用している。
そして、究極のエコカーとして期待されているのが、
⑦燃料電池自動車(FCV)だ。水素と酸素を
科学反応させて得た電気で、動力源となるモーターを動かす。有害な排気ガスが全く発生せず、
航続距離も長い。2015年ごろから市販開始の予定である。
それでは、最後に残った
⑧プラグインハイブリッド車(PHV)とは、どのような特徴があるのだろうか?
実はこれこそ、”エコカー”のなかでも、現状の
最適解ともいわれているクルマ。すごく簡単に
説明すると、ハイブリッド車と電気自動車のいいとこ
取りをしているのだ。
例えば、『プリウスPHV』は、お買いものや通勤など
の街乗りなら、約26kmまで(* JC08モード走行 国土
交通省審査値)まで電気自動車として走行。
また、充電した電力を使い切った後は、電池が
切れたら、プリウスと同じハイブリッド車として走行
できるので、ロングドライブも安心だ。このいいとこ
取りにより、従来のガソリン車と比べると、約7割も
ガソリン消費量を抑えられるのだとか・・・。
一昔前に比べると、各段と身近になったエコカー。選択枝も増えてきており、これからは、
自分の生活スタイルやクルマの使い方に合わせて、エコカーを選ぶ時代がやってくるかもしれない・・・。
備考:この内容は、Yahoo!ニュースより紹介しました。