世界ランキング3位という最上位チームとして、さらに地元、日本開催ゆえに
負けるわけにはいかないという責任感・・・。
ロンドン・オリンピック出場権の
かかった世界最終予選の全日本女子の戦いは、コートの中の相手に対するプレーだけ
でなく、大会期間中の自らとの闘いでもあった。
それまでも生活すべてにおいて
プレッシャーのかかった日々であったが、さらに前夜には不眠、食欲不振という
ギリギリのチーム状態で迎えたのが最終セルビア戦だった。出場の道へ残された
選択肢は、勝利かフルセットという条件のみだった。結果、試合に敗れはしたものの、
それでも勝ち得た出場権の意義は大きい。
そのチケットがゴールドの輝きへと
変わるのかどうか、本番で「チームジャパン」の集大成を示すべく、
オリンピック開幕までの2ヶ月、眞鍋監督が言う、”非常識”な挑戦が続く・・・。
備考:この内容は、「月刊バレーボール7月号」より紹介しました。