読心術は読心術 | Q太郎のブログ

Q太郎のブログ

パクリもあるけど、多岐にわたって、いい情報もあるので、ぜひ読んでね♥
さかのぼっても読んでみてね♥♥


Q太郎のブログ



 犬歯は唇に隠されているから、この武器を相手に見せるときは、唇を


引き上げないといけない。鼻の上にしわを寄せてね。


 人間は犬歯が退化しちゃってるけど、鼻にしわを寄せると、人間だって


ちゃんと犬歯を見せることが出来る。仁王像の顔みたいなもんなだな。


 この犬歯の見せ方だけど、積極的に武器をちらつかせる場合と、仕方が


なくみせる場合とでは、唇のきわの位置が違うぞ。


 この唇の左右にあるきわは口角(人間のことわざなんかにある「口角泡


を飛ばす」のあの口角のことね)っていうんだけど、この口角が前方に


出てると、積極的に武器を見せる状態だ。口を尖らせるような形で鼻の


上にしわを寄せてる。「口をとがらせて文句をいってる」とか、積極的に


何かをいってる様子として人間はよくいうけど、まあ、そんな感じかな?




 ちなみに、そんなときのイヌは、「やんのか、おらぁー!」っていう状態だ。


力にも自信をもってる。だから、近づいたらまず噛みにくるぞ。でもまあ、


それほど心配することもないかな? だって、みるからに危険だってわかる


からさ。番犬なんかはときどきいるけど、家庭犬として買われている仲間


には、あんまりいない。




 人間たちがよく噛まれてしまうのは、口角を後方に引きながら、鼻の上


にしわを寄せて犬歯をみせるイヌだ。これ、人間が真似するのは難しい


かな? 口を横に広げて「いー」って言いながら、鼻の上にしわを寄せる。


人間なら、そんな表情だ。積極的に噛んででくるタイプとは明らかに違うって


のがわかる。




 恐怖や不安、ストレスからのがれるために、仕方がなくかんでくる。


まさに「窮鼠猫を噛む」っていう、あれなのさ。




 こっちのタイプのイヌは、力に自信がなく、こわがりだったりする。


一件弱々しくみえるから、つい、「何をこわがってるの?大丈夫よ」って、


手を出しちゃうんだよな、人間たちは。その結果、噛まれちまう・・・。




「おおかみなんかこわくないわよ」って気持ちを伝えたいなら、手なんか出しちゃ


いけないぞ。恐怖や不安、ストレスを感じてるんだから、その恐怖やファンを


取り除いてあげることに尽きるのさ。


 手は出さず、視線を外して少し離れて、相手のイヌが自ら匂いを


かぎに近づいて来るのを待つこと。




 目を見てズカズカ近づくなんて、間違ってもやっちゃいけないぜ・・・。










備考:この内容は、2011年4月20日発行 成美堂出版 西川文二著

「もしもうちのワンちゃんが話せたら・・・」より紹介しました。








Q太郎のブログ