倉持明日香
プロフィール
1989年9月11日
神奈川県出身
ニックネーム:もっちい
4期生
選抜に選ばれて、本当に嬉しかった。
よし!
ここからがスタートだって思った。
荒れる海に出る漁師は古くから”板子一枚下は地獄”というが、選抜メンバーとアンダー
ガールズの境目も、”21位と22位の差は地獄”と言っても良いのではないだろうか?
第1回総選挙で21位に入り、選抜の座を射止めた倉持明日香。2曲前の『10年桜』で
初の選抜入りを果たしたものの定着できず、続く『涙サプライズ!」では、当時研究生だった
小森美果に文字通り”サプライズ人事”を許してしまう。この(総選挙対象曲の)
『言い訳Maybe』で選抜入りしなければ、二度と復活の目はなかっただろう。実は劇場
ファンの間では、”選抜のケツで選ばれるより、アンダーガールズのトップでセンターに選べれる
方がオイシい”などと言われていたが、所詮は二軍争い。テレビの歌番組に呼ばれる
チャンスはないし、メンバーにとっては、”21位でも選抜に入りたい”が、疑うことのない本音だ。
しかし、同じ年の9月、写真週刊誌に掲載された倉持の”手ブラポラ事件”でファンが離れ、
翌年の第2回では健闘虚しく23位に陥落してしまう。中学生の頃、街で声をかけられた
スカウトマンに、”宣伝写真に使う”と言われ、軽い気持ちで撮ったポラロイドが、まさか
数年後の自分を苦しめるとは・・・。家族会議が開かれ、AKBを辞めることも考えた
倉持明日香だったが、掲載数日後の生誕祭で釈明して残留。
「あるスタッフさんが、”風当たりは強いぞ。夢をあきらめられるなら逃げ出せ”と
(アドバイスをしてくれた)・・・。私は逃げません!」
公演のオープニングで語ったこの言葉に、熱き闘将・秋元才加は「私たちが明日香を守る」
と涙ながらに宣言し、旧チームKの絆に支えられた倉持は新たな一歩を踏み出した。翌年
の総選挙に選抜落ちしたとはいえ、23位に踏みとどまれたのも、旧チームKのメンバーだった
からかもしれない。
そして、2011年の第3回総選挙で、板子一枚上に返り咲いた倉持明日香。
「この時期になると毎年毎年不安になるのですけど、ファンのみなさんから、”僕たちが
ついてる”と温かい言葉をたくさんいただき、本当に心強かったです」
日本武道館のステージ上でこう語り、様々な想いが入り混じった涙をこぼす。
「選抜に戻れて、本当に嬉しかった。よし!ここからがスタートだって思った」
フレンチ・キスの僚友・柏木由紀は3位、高城亜樹は12位とメディア選抜入り。
2012年は第3回以上に”新しい顔”が台頭してくるだろうし、3回目にして選抜落ち
した宮崎美穂、毎年同じようなポジションで争っている多田愛佳の巻き返しも気になる。
それでも、今の倉持明日香ならば、派生ユニット初の”メンバー全員がメディア選抜”の
快挙も目指せるはずだ・・・。
備考:この内容は、平成23年11月25日発行、メディアソフト
AKBこさんヲタ同好会編「AKB48最強まるひ情報局」より紹介しました。