演歌歌手の小林幸子が自身の所属事務所社長を解任した
ことで大騒動になっている。各テレビ局は連日、自宅へ
張り込みに行くほどの熱狂ぶりを見せていたが、この
フィーバーぶりの正体は一体何なのか?
A> 事が発覚したのは「週刊新潮」。
その翌日からマスコミが殺到
していました。大スクープでしたね。
B> あれは大スクープというのかな・・・。
そもそも、解任を通告
されたのが2月の頭。
そもそも、この騒動は
ちょっと演歌に
詳しい新聞や
雑誌の記者なら
ほとんど知っていた。
実際、「週刊新潮」が発売
される2~3週間前には「週刊女性」が
すっぱ抜くとまで言われていたし・・・。
C> 何でやらなかったんですか?
B> この手のネタというのは所詮
「業界ネタ」と言われる身内話の
ようなもの。タレントが事務所や
レコード会社を移籍するとかに
似ているだろ。だから、デスクの考え方
によっては「だから何?」ってなる。
そう判断した新聞デスクも
多かったようだ。
C> そういえば小林の結婚を
抜いたのが「スポーツ報知」。報知の
記者が知らなかったとは考えにくい。
A> そうだよ。だって、自分の
事務所の社長を解任するなんてことは
個人事務所の多い演歌界ならよく
ある話。数年前にも前川清の
社長がクビになっているし、
山本譲二のとこだってクビになった。
C> 今回は、夫が話に割り込んで
きたというところにみんな食いついた
んですかね?
B> いやいや。どこも社長がクビに
なるときは、大体、親族が口を
挟んでくるケース。まあ、今回、あえて
言うなら小林と前社長は一心同体
と思われていたということ。さらには
夫に洗脳されたこととか。
それに紅白がヤバイかもという話題が
あったからこそ、ここまで
盛り上がったのかな?
A> ワイドショーは連日のように
やってますよね。
B> そういえば、前社長が「週刊新潮」に
出た翌日に、フジテレビの前田忠明
が電話で取材をしてただろ。その
音声をそのままオンエアしていた
が、あれ完全にヤバイ話だった。
完全にダマテンだったみたいで、
前社長は相当怒っていた。クレームも
行ったみたいだ。
C> でも何でしゃべっちゃったんですか?
B> 前社長は業界古い人間
だから、顔が広い。当然、マエチュウ
だって知らない仲じゃないだろうし、
無碍にはできなかった
んだろう。近い人に言わせると
「社長のあの声のトーンは
完全に世間話のつもりでしゃべって
いる」んだそうだ。マエチュウも
最近は全然、ネタを拾って来れない
し、にも関わらずフジでは永久在籍
というお墨付きをもらっている
から、現場では完全にお荷物扱い。
功を焦ったんじゃないかぁ?
C> かつて得意だった芸能界の
大物ラインもいまでは
完全に宮根誠司に
取られちゃったしね。
A> その意向でしょうか。「ミヤネ屋」では
連日のようにバンバンやってますね。
何もネタらしいものはないけど。
B> 完全にドンの
意向だろう。前社長は
解任が発覚して
から、即座にドンへ
相談を持ちかけて
いる。そこと懇意に
している「スポニチ」なんかは
「紅白の衣装が
問題になった」とか
「新婚旅行から
帰ってきた小林から「いつ辞めるの?」と
突きつけられたとか、詳細を
バンバン掲載していた。
C> でも、何でそこまで小林
バッシングに動くんですか?
B> もともと義理人情に熱い人
ということもあるだろうし、小林の
夫は芸能界知らん人だろう。
そういう人が入ってくることを
嫌がっているという話だ。
C> ただ「週刊文春」は反目に
行きましたね。前社長バッシングと
いうか、小林がいかに阻害されて
いたかという感じで。
A> 実際はどっちが正しいんですか?
B> どっちも正しいだろ。「週刊新潮」が
いうのも「週刊文春」が言っているのも・・・。
前社長は「週刊新潮」が言うように贅沢をする
ような人ではないけど、「週刊文春」の
言うようにベンツには乗っている。
小林が「この仕事がやりたい」と
言っても「そこはできない」と突っぱねて
いたこともあったそうだし・・・。
とは言え、今回は「週刊新潮」が前社長側の
報道をしたから、「週刊文春」はライバル誌として
反目を取ったに過ぎないだろ!
A> そういえば、紅白に出られなく
なるなんて報道がありますが、
実際は?
B> いや~。それはないだろ。
紅白に出られないなんてことは
ないと思うよ。
C> 「東京スポーツ」は「NHK
出禁」とか書いてませんでしたっけ?
B> そりゃ騒動嫌いのNHKだからな。
騒動渦中の人を出すと
「何でそんな奴を出すんだ!」と苦情が
殺到する時があるから・・・。ある
程度、収まりが着くまでは見守るって
ことだろう。
A> じゃあ、この騒動が長引けば、
紅白にも影響するんじゃ
ないですか?
B> そもそも1年持つネタでは
ない(笑)。実際、GW過ぎれば自然と
トーンは落ちて来るよ。それに、
紅白に出さなかったら、それこそ
視聴者センターに「見たい」という苦情
が殺到するだろ。年末にはなかった
ことになってるよ・・・。
備考:この内容は、「BUBUKA 6
月号」より紹介しました。