アゲハ蝶 作詞 ハルイチ
作曲 ak.homma
唄 ポルノグラフティ
http://www.youtube.com/watch?v=CzyOBkz6h78
ヒラリヒラリと 舞い遊ぶように
姿見せたアゲハ蝶
夏の夜の真ん中 月の下
喜びとしての イエロー
憂いを帯びた ブルーに
世の果てに似ている 漆黒の羽
旅人に訪ねてみた
どこまで行くのかと
いつになれば 終えるのかと
旅人は答えた 終わりなどはないさ
終わらせることは できるけど
そう・・・じゃあ お気をつけてと
見送ったのは ずっと前で
ここに 未(いま)だ 還らない
彼が 僕自身だと 気づいたのは
今更になってだった
あなたに 会えた それだけでよかった
世界が光に満ちた
夢で会えるだけで よかったのに
愛されたいと 願ってしまった
世界が表情を変えた
世の果てでは 空と海が混じる
詩人が たったひとひらの
言(こと)の葉に込めた
意味を ついに 知ることはない
そう それは共に
できるなら あなたに 届けばいいと想う
もし それが戯曲ならば
なんて ひどいストーリーだろう
進むことも 戻ることもできずに
ただひとり舞台に
立っているだけなのだから
あなたが 望むのなら この身など
いつでも 差し出していい
降り注ぐ 火の粉の盾になろう
ただ そこに ひとにぎり 残った僕の思いを
すくい上げて 心の隅(すみ)において
あなたに 会えた それだけでよかった
世界が光に満ちた
夢で会えるだけで よかったのに
愛されたいと 願ってしまった
世界が表情を変えた
世の果てでは 空と海が混じる
荒野に咲いた アゲハ蝶
揺らぐ その景色の向こう
近づくことは できないオアシス
冷たい水をください
できたら 愛してください
僕の肩で 羽を休めておくれ