花の撮影術 | Q太郎のブログ

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パクリもあるけど、多岐にわたって、いい情報もあるので、ぜひ読んでね♥
さかのぼっても読んでみてね♥♥



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                     四季彩の丘のキバナコスモス(北海道)

広さを表現する


 北海道の富良野や美幌には広大な花畑が点在しています。標準ズームレンズの

ワイド(広角)側や、画角(視野角)の広い広角レンズで撮影すれば、花畑全体を撮影できます。

ただし、余計な情報も入りやすいので構図を決める段階で、画面の四隅まで確認を。

作例は、花畑の乗り物を取り込むことで広さが強調され、スケール感が出ました。








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花の身近に・・・花の撮影術




 花の美しさを誰かに伝えたい、記録に

残したい・・・そう思って、人は写真を撮る。

撮影の仕方によって、花は様々な表情を

見せてくれる。写真家・川合麻紀さんに、

一眼レフデジタルカメラで花を美しく撮る

テクニックを聞いた。



 花のある風景を求めていろいろな場所に出かけるのが


楽しみです。見たままに、あるいはそれ以上に美しく、


写真に残せたらと思いながら撮影しています。


 きれいな花風景に出合ったら、まずはその場で


どんな印象を受けたかを考えます。余計な情報は


なるべく排除して、その場にいない人に自分の気持ちが


伝わるよう工夫します。広い花畑が素敵だと思った


ら、それを強調して構図を作るとか、小さく人物を


入れて広さを表現するとか。ちょっとした工夫です。


 花の写真は「この一輪が素敵」というような部分的


な捉え方もできます。背景をぼかして一輪を目立


たせるなど、写真ならではのテクニックです。


 花にふさわしい光を考えられるようになると、


グッと写真が上手になります。順光なら花の色を鮮やかに、


立体的にとらえることができますし、逆光なら


花びらの透明感を表現できます。光線の向きを考え、


時間帯が選べるようになったら上級者です。



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                     館山ファミリーパークのポピー(千葉県)
                   



一輪を浮かび上がらせる



 色が混在している花畑なら、一輪を浮かび上がらせ

ながら他の花をぼかして色を添えることができます。その


際、重要なのが花選びです。主役にする花は、前後の花と距離

がある物を選びます。


 レンズはテレ(望遠)であればあるほど背景はぼやかし

やすくなります。「絞り優先モード(A、AV)で、絞りの数字

をF2.8~5.6など小さくして撮影しましょう。







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                     三溪園のハス(神奈川県)


明るさを調節する



 写真の色とイメージはかなりの部分、明るさで決まり

ます。カメラ任せで撮影すると、見た通りの明るさに


ならない場合もあり、カメラの露出補正機能を使って調節

します。ただ、写真は見た通りの明るさが正解ではなく、


イメージに合わせて仕上げてもいいのです。

 作例は、ハスの妖艶なイメージを出すため、マイナス1

の補正をしてわざと暗めに撮影しています。







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                     身延山久遠寺のしだれ桜(山梨県)



日光を意識する



 作例は、朝日が昇る前に撮影した桜です。肉眼で見る

より青みが増し、しっとりとした印象に。この後、花に日光が


当たると、途端に赤みを帯びた色に変わり、やがて普通の

桜色になりました。


 写真の花の色は時間帯(太陽の状態)や天候に左右され

ます。好きな色で撮るには、花を見に行く時間も考慮に

入れましょう。曇天や雨天が似合う花もあります。







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備考:この内容は、2012年3月27日発行、 旅行読売 臨時増刊 「にっぽん花の旅」

より紹介しました。