「おでんでコンビニ停電させる」
ハナちゃん 17歳・女
私がコンビニ店員をしていた時のこと。
私が食べたかったおでんダネが残りひとつになったので、自分用に小さい容器に
確保しておきました。
その間、客が並んでいたので、おでんを棚の上に急いで置きました。ところが急いで
置いたせいか、おでんがこぼれてしまいました。それも電気コンセントの差し込み口に・・・。
店内、いきなり停電。
コンビニのくせに、客には「営業してますか?」と笑われ、店長におでんのせいで、
とも言えず、本当、
死ぬかと思った・・・。
「耳がどこかに行く」
ピクリン 19歳 ♂
私が小5のころ、父と床屋に行きました。散歩をしながら、行ったことのない
美容室に入りました。
店は空いていて、すぐに髪を切ってもらっていたのですが、もみあげのあたりを
切られている時に、
「ぞりっ」
っという、とても嫌な感覚がしました。
しばらくは、どうなっているのかわかりませんでしたが、やがて耳を切られたと
いうことが分かりました。ハサミの切れ味がよかったからか、痛みはありませんでしたが、
だんだんと激痛がしてきました。
それに気づいた父が、すぐに病院に連れて行きました。
耳は軟骨のところまで切られていて、切れっ端がどこかにいってしまっていた
らしいので、周りの肉を無理矢理寄せてきて縫いました。
麻酔なしでした。
死ぬかと思った・・・。
半年後に、その店はなくなっていました・・・。
「ドライアイスの匂いをかぐ」
ばばこ 34歳・女
ある日、ケーキを買ったら、ドライアイスを入れてくれました。
洗面器に水を張り、その中にドライアアイスを入れて、ブクブクと煙が出てくるのを
ぼんやりと眺めていると、ふと、ドライアイスのニオイって、どんなんだろう?と、
疑問が湧きました。
そこで、ビニールに入れて振ってみることにしました。
振るごとにビニールはどんどん膨らみます。ビニールがパンパンになったところで、
私は胸の息を全部吐き、ビニールの口を開いて、思いっきり中の気体を吸い込み
ました。
瞬間・・・、肺がものすごく熱くなったのが分かりました。
半端ではなく、
死ぬかと思った・・・。
追伸、ドライアイスの匂いは、全身麻酔の匂いに似ていました・・・。
この内容は、2010-7-22発行、(株)アスペクト 林雄司著「死ぬかと思った7」
より紹介しました。