大人の時間
「もう大人の時間だから、早く寝なさい」と、
寝室に追いやられた子供の頃。
大人たちは、一体、これから何をするのだろうと
思い巡らせながら眠りについた。
大人になった今、自分の時間ってあるのだろうか?
自分(リセット)の時間
自分の時間は、他人に作れない。
心の整理が、スイッチの切り替えになる。
心が折れそうな時ほど、自分の時間を意識して
見てください。自分自身を客観的に見ることで、
考えがまとまってくることも多いはず。
例えば仕事で嫌なことがあったとき、不快な思いや
イライラをずっと持ち続けるよりも、「仕方ないわ。
相手も悪気があったわけじゃない」 と、考えたほうが楽と
気づくことができたり、「わたしの考え方が悪かったのかも、
次から気をつけよう」と新しい改善策も見えてくる
のです。そして自分の気持ちの切り替えをすることで、
心のバランスが保たれます。
”無心時間”で、
大事なことが見えてくる。
仕事と家庭の両立に何年も悩んでいたある女性は、
ある時から、意識的に部屋にこもって毎日10~15分
の”無心時間”をとるようにしたそうです。
「そうすると私が何を大事にしたいかが見えてきた
んですよね。今までは、家族が寂しい思いをしている
のを分かっていながらも、仕事最優先だったのですが、
何か辛くて・・・。でも、私自身が誰のために何を守りたい
のか、人生で私にとって何が大事なのかが分かりました。
自分に嘘をつかなくていい決断ができた時とても楽に
なれました」
(40歳女性)
自分で決めると、
責任感と覚悟が生まれる。
大切な決断をするとき、周囲の情報に流されることなく、
自分で考え判断したことには責任感が生まれます。
万が一それが失敗だったとしても後悔はしないという
強い覚悟も出てくるはずです。
何事も相手に依存せず、自立心を持つことで、コミュニケーション
力も高まり、相手を思いやる気持ちも出て
くるのです。これこそが大人女性には必須なこと
かもしれません。
30代からのスタート。
自分の時間を作る女になる!
自分の時間=ひとりの時間。
自分と向き合う時間でもある。
共稼ぎ率NO.1のF県に住む女性は、休む間もないほど
大忙しです。だからこそ、自分の時間」を意識して作り出すこと
が大切だと思います。仕事、子育て、妻、嫁の顔を持ちながら、
その時間を見つけることは難しいように思えます。
しかし「忙しい」と習慣のように口に出してはいませんか?
ある女性は、自分の時間づくりなど意識になく、子どものこと
も家事も全部押し付ける旦那さんにいつも八つ当たりしていた
そうです。でも実際は、日々積もりゆく、目の前の仕事に
いっぱいいっぱいで、心に余裕が持てなかったのです。彼女はひとりの
時間をつくることで、本当は旦那さんに頑張っている自分を認めて
欲しかったことに気づきました。
そして休日は、一人だけのお風呂を楽しむようにしたことで、
心に余裕が生まれ、家庭はより円満になったそうです。
日常に”時間をつくる”きっかけはたくさんあるのかもしれません。
毎日 5分・10分でもひとりの時間をつくり、
ライフバランスの調整を意識してみませんか?
自分の時間=自分磨き。
だけどオシャレじゃなくてもいい。
本誌アンケート どんな時が「自分の時間」ですか?
・休日に2時間は昼寝すること。休息できた1つって感じがする。 35歳/管理職
・興味があった日本画を鑑賞しに、週1回美術館に行っている時。 38歳/主婦
・朝、4時に起きてネットショッピングをすること。 29歳/主婦
・通勤時間の車の中が唯一ひとりの空間。
いろんなことを考えられます。 32歳/OL
・週末に好きなDVDを鑑賞する。 35歳 営業職
・寝る前にビールひと缶を飲み干す時が、のんびり至福の時間。 43歳/主婦
・アステでアロマボディを受け、で、ひたすら寝る。 38歳/看護師
・お風呂屋さんで半日のんびりすること。(自宅の一人入浴も意見多数) 主婦
・子供を主人にあずけて、一人でショッピング。 36歳/OL
・新作ケーキを、煎れたてのコーヒーと共に食べる時間! 32歳/OL
リセットの
スタートラインを引くのはあなた。
無理をせずに、等身大の自分にちょっとプラスしてあげて。
そうすれば、もっと毎日がや楽しくなるはず。
”自分磨き”というと、とてもハードルが高いことのように
思えます。
しかし、自分に無理がかかってしまっては意味がありません。
決して高い教材を買ったり、やりたくもないことを無理して
やることが自分磨きではないと思うのです。
ただ、「自分の時間を作る」それだけで、十分自分磨きなのです。
そのことで、自分を客観的に見ることができ、さらに休息出来る。
心地よく自己満足できることで、いつか自分の好きなものを
見つけてチャレンジすることにも つながると思うのです。
この春、時間をつくることからスタートしませんか・・・?
備考:この内容は「FAM-VERCE 2012-3月号」より紹介しました。