好きな人のことを考えたり、その相手
を連想させる景色や音楽などがきっかけ
となって、思わず胸が締め付けられて
キュンとなってしまう”胸キュン現象”。
言葉としては死語に近いが、その発生
メカニズムを考えてみよう。
まず、相手の
容姿や仕草が「視覚刺激」として入力
されると、「大脳辺縁系」といわれる
脳の領域に「情動反応」が発生し、
脳内にはフェニルエチルアミン(PEA)と
いう物質が分泌される。
これは恋愛ホルモンとも
言われるもので、この濃度が上昇
すると心拍数の増加、
血管の拡張、発汗、目が潤むといった様々な
生理的変化が起きる。
いわゆる胸キュンである。
さらに刺激を受けると脳内では
ドーパミン、オキシトシン、エストロゲンと
いった快感や興奮を引き起こす物質が
分泌され、今度は○欲が高まっていく・・・。
備考:この内容は、2011年9月1日発行、サプライズBOOK 雑学活脳研究会・著
「言われてみれば確かに気になる!答えられない 謎の正体」より紹介しました。