これから見られる
超話題作はこれだ!
二人の巨匠による世紀のビッグ・プロジェクト
「タンタン号の冒険/ユニコーン号の秘密」
全世界で2億部以上を売り上げているベルギーの人気コミックシリーズ「タイタン号の冒険」。
少年記者タンタンと勇敢な相棒スノーウィの、世界を股に掛ける大冒険が、二人の巨匠によって
初の3D映画とな
る。全3部作での映画化が予定されてるビッグ・プロジェクトに挑むのは、原作の長年のファンだと
言うスティーブ
ン・スピルバーグ(監督)と「ロード・オブ・ザ・リング」のピーター・ジャクスン(製作)。これが二人に
とっても初のフ
ルデジタル3D作品となる。タンタンがノミの市で手に入れた帆船の模型ユニコーン号。そのマストには
謎の男た
ちが狙う不思議な巻物が隠されていた。それは財宝の地図なのか、それとも・・・?モーション・
キャプチャーによ
る最先端の3DCGがオリジナルの世界観を忠実に再現。革新的映像の誕生に、世界中から熱い視線が
注がれ
ている。(東宝東和配給) 12/1公開
オスカー最有力とウワサのスピルバーグ最新作
「戦火の馬」
「タンタンの冒険」に続くスティーブン・スピルバーグ監督の最新作は、1982年に
発表されたイギリスの児童文学を映画化したヒューマン・ドラマ。舞台版はトニー賞
5部門を受賞しており、この映画版もすでにアカデミー賞の筆頭候補作として大きな
期待がJ掛かっている。舞台は第1次大戦中のイギリス。少年アルバートとその愛馬、
ジョーイのかけがえのない友情は、ジョーイが軍馬として騎馬隊に売られ、フランスの
戦地に贈られたことで終わりを告げてしまう。アルバートは徴兵年齢に満たない若さ
にもかかわらず、ジョーイと再会するために激戦下のフランスへと旅立つ。馬の目を
通して描かれる戦争の愚かさ、暗黒の時代に差し込む信念の光。少年と馬の
きずなが温かい涙を誘う感動作だ。
(ウォルト・ディズニー・スタジオ配給)2012年3月公開
メジャー・リーグに”奇跡”を起こした男の物語
「マネー・ボール」
メジャー・リーグの貧乏球団を常勝軍団に変えた男がいた。彼の名はビリー・ビーン。
それまでの常識を翻し、データを駆使した”マネー・ボール”理論で大旋風を巻き起こした男。
その奇跡の半生がブラッド・ピット主演で映画化される。ビリー・ビーンとはオークランド・
アスレチックスのGMで、日本では松井秀喜に熱烈なラブコールを送ったことでも有名な人物。
その独創的な球団運営は、この映画の原作でもあるベスト・セラーの実録書になり、
日米で大きな反響を呼んだ。低予算でいかに強いチームを作り上げるかを実践した彼の
理論とは?チームはどのように生まれ変わったのか?単なるスポーツ映画の枠に
とどまらず、実話ならではの深い感動や発見をもたらしてくれる一作。監督は「カポーティ」
のベネット・ミラー、脚本に「ソーシャル・ネットワーク」のアーロン・ソーキン。
(ソニー・ピクチャーズ配給)11/3公開
ノーラン版「バットマン」サーガの完結編
「ダークナイト・ライジング」
シリーズの起源を描いた「バットマン ビギンズ」、歴史的ヒットとなった 「ダークナイト」に
続く「バットマン」サーガ最終章。クリストファー・ノーラン監督による3部作にこれで終止符が
打たれることになる。ピッツバーグで撮影されたこの写真には、今回の悪役ベインが
登場(写真右)。原作のベインはバットマンを引退に追い込んだ破壊的パワーの持ち主で
、前作のジョーカーと並ぶ強悪キャラとして知られるが、鬼才ノーランが今回はどんな
”ひねり”を加えるのか?ベイン役のトム・ハーディーをはじめ、「インセプション」組のジョゼフ・
レヴィット、マリオン・コティヤールが新キャストとして参加している。
(ワーナー映画配給)2012年夏公開
備考:この記事は SCREEN 10月号より、紹介させていただきました。