大根おろしと梅干で さっぱりさわやかな味わい
みぞれそうめん
調理時間/15分
カロリー/約418kcal
<材料/2人分>
〇そうめん・・・3束
〇豚ロース肉(薄切)・・・100g
〇サラダ油・・・小さじ1
〇大根おろし・・・120g
〇水菜(サラダ用)・・・適量
〇梅干し・・・1個
<つゆ>
〇そうめんつゆ(ストレート)・・・1カップ
〇ポン酢・・・大さじ4
〇水・・・おおさじ2
<作り方>
①豚肉は一口大に切り、サラダ油を熱したフライパンで両面をきつね色に焼きます。
②水菜は5cmの長さに切ります。
③梅干しは種を取り出し、果肉を包丁でたたいて滑らかにします。
④そうめんはゆでてザルにあげ清水でよくもみ洗いをして
最後に氷水にさっとつけ、水気をきっておきます。
⑤器に④のそうめんを盛り、①の豚肉と大根おろし、②の水菜をさっと混ぜてのせ、
③の梅肉をのせます。
⑥つゆの材料を混ぜ合わせてかけます。
特集 旬の食材 そうめん
のど越しがよく食べやすいそうめん。
夏休みのお昼の定番になっているご家庭も多いのでは?
食欲が落ちる時期も、しっかり食べて元気に夏を乗り切りましょう!
お菓子が始まり
日本では奈良県桜井市が発祥の地とされ、奈良時代に唐から伝来した
索餅(さくべい)と言うお菓子(もち米と小麦粉を細長くより合わせて油で揚げたもの)
に由来するという説があります。平安時代には七夕に索餅を食べると病気にかからないという
中国の故事にならって、宮廷での行事に取り入れられたとか。
江戸時代になると七夕にそうめんを供える風習が民間にも広まり、細く長い
そうめんを糸に見立て裁縫の上達を祈願したそうであります。(7/7は、そうめんの日でもあります)
そうめんと冷麦どう違う?
日本農林規格(JAS規格では、機械めんの場合、直径1.3mm未満がそうめん、
1.3mm以上1.7mっ未満が冷麦、1.7mm以上はうどんに分類されます。今のように
機械めんが一般化する前は、そうめんは手延べ工程で生地を細くするため断面が丸く、
冷麦は生地を薄く延ばしてから細く切るため断面が四角いという違いがありました。
今はどちらも同じ製法で作られるので、太さ以外にはそれほど違いはありません。
西日本ではそうめんが好まれ、東日本では冷麦が好まれる傾向にあります。
もともとそば文化が盛んだった東日本には、手延べそうめんの産地
も育ちにくく、今でもそうめん生産は、兵庫県や奈良県、四国、九州などの西日本が中心です。
原料となる小麦、水、食塩(海水塩)が調達しやすいことも理由の一つです。
夏のイメージが強いそうめんですが、西日本ではにゅうめんや味噌汁の
具など温かい料理にも使われます。
伝統を守る徹底管理
そうめんの一大ブランドである揖保の糸。600年もの歴史を持ち、播州素麺を代表する
伝統的な手延べそうめんです。徹底した管理のもと10月~4月の限られた時期に生産され、
特に麺によりをかけながら延ばしていく工程は、「熟成具合や天候を考えながら、
熟練した生産者により丹念に行われます。
揖保の糸は、兵庫県手延麺協同組合所属の検査指導員による品質検査を受け、
検査証が張られ、専用倉庫で厳重に保管されます。
ばらつきの少ない製品が組合の管理のもとで安全に保管されるという点が、
ほかのそうめんとは違う揖保の糸の特色です。
商品の等級は赤や黒など帯の色で区別され、中には数件の熟練した製造者
にしか作れない「三神」という最高級品もあります。
手延べそうめんは生地を手で細く延ばして麺状にするためコシがあって
歯切れがよいのが特徴です。ゆでた後も延びにくく、なめらかで
やわらかい独特の触感が楽しめます。
備考:この記事は、ハロースタイル夏号 Vol.31 2011 Summer よりお借りしました。