「ONE PIECE」のゾロの三刀流が、
どれほど難しいか?
刀を買って実験してみた!
日本でいちばん読まれているマンガといえば、
やはり「ONE PIECE」
であろう。
この原稿を書いている2022年5月現在、
雑誌での連載は24年を超え、
コミックスは102巻まで出て行って、
総発行部数は4億部を突破。
アニメも1999年から放送されており、
なんと、1,000万話以上...。
そんな超作品に欠かせない重要キャラが、
ロロノア・ゾロだ。
マンガでは3話から登場し、
「世界一の剣豪になる」との夢を掲げて、
刀3本を操って戦う!
「ONE PIECE」の人気を考えると、
ゾロがすごい剣士であることも、
多くの日本人に知られているだろう。
ということは、筆者(柳田理科雄氏)と同じように、
「三刀流」に素朴な疑問を感じておられる人も
多いに違いない。
ゾロは、両手に2本の刀を握り、
口に1本をくわえて戦う。
まことに、カッコいいけど、
そんなことが、実際にできるのか?
もちろん、2本以上の刀を使う
剣の流派は、実際にあって、
「二天一流」を
開いた宮本武蔵は有名だ。
また、「宮本武蔵101の謎」(PHP文庫)によると、
江戸時代初期に伊藤伴右高豊という
武士が、三刀流を興していたという。
なんと、三刀流は実在したということか!?
だが、よく調べてみると、その三刀流は、
腰に長さの違う3本の刀を差し、
状況に応じて、1本を選んで
使うというもの。
ソロのように3本を、
同時に使う流派は、
残念ながら現実には
存在しないようだ。
まあ、ムリはない。
人間の腕は2ほんであり、両手に1本ずつ持ったら、
それ以上は持てないのだから。
ところが、この問題を、ゾロは、口に、もう1本
くわえることで解決し、
「三刀流」を、見事に実現している。
刀を口で操る。
これが、どれだけすごい行為であるか?
本稿で、できるだけ
科学的に考えてみよう...。
備考:この内容は、
2022-7-22
発行:KADOKAWA
著者:柳田理科雄
「空想科学読本 2」
より紹介しました。
(読後感想)
きゃは!
Qちゃん、
二刀流だけでも、
難しいというのに、
ホントに、ホントなの?
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さぁ、たしかに、たしかに...。![]()
きゃは!
「パリピ孔明」か?
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うっ...!
価値あり、価値あり...。![]()