“SAMPLE版”に感涙! | テッパンノムコウ?

“SAMPLE版”に感涙!

8月1日、昨日の正午、私達が今、準備を進めているケータイサイトサービスの
初めての“SAMPLE版”が、メールで送られてきた。


『うっ!動いた!ほんとに動いた!!!』


数ヶ月前、バーカウンターでのホロ酔いトークから生まれた、机上の空論、
絵に描いた餅が、実際に、私のケータイ画面の中で、動いているのだ。


システム制作の御協力を頂いている方からの「まだ紙芝居ですから…」の言葉も
何処へやら。イケテルカモ~!オイシイカモ~!ヨダレが出そうである。
画面の中で、健気に動く可愛い我が子に、気分は赤丸急上昇!感涙であった。


冷静によくよく見てみると、確かに紙芝居。限られた画面を往復するだけで、
まだまだ未熟者ではあるのだが、実際に、画面を動かしては眺め、眺めては動かし、
を繰り返している内に、とある記憶が蘇った。


遥か昔、家電メーカーに入社当時、ピッチピチ!というより、オーバー65Kg、
ドスコイ系大型新人!と歓迎された?駆け出しデザイナー時代のことである。
初めて担当した商品の“デザインモデル”と呼ばれる外注試作模型が、モデル屋の
オッチャンから、デザイン室に届けられた瞬間のえもいわれぬ感動と同じである。


今夜は、嬉しくて眠れないや…とほくそ笑みつつ、布団の中でもズ~ッと画面を
動かしていたら、久しぶりにバク睡していた。

今朝、慌てて画面を確認したが、夢ではなかった。我が子はちゃんと居た。


しかしながら、ここから先が肝心である。浮かれてばかりはいられない。
使う立場に立って、考えられる限りの操作を繰り返し、動作画面を隅々までチェック
しなければならない。使い易さ、わかり易さ、所謂、ユーザビリティーの向上である。


表記内容はわかり易いか?
レイアウトは適切か?
操作フローに不備や漏れは無いか?
グラフィックはイメージ通りか?イケテルか?
バグをひとつひとつ、つぶしていくという地道な作業が待っている。


それでも、初めての動く画面を手にした嬉しさは、ナニモノにも変えがたい。
“ネットノムコウ”に向かって、確実に、一歩踏み出したことが実感できたのである。


これだから“クリエイター”はやめられない!